前回の話
母の勧めるお見合い相手のカオルと結婚した。最初は順風満帆だったけれど、子どもができないことで母からの催促が激しくなった。なかなか子供が授かれないカオルは塞ぎ込むようになっていた。そんな中であったチナツ。天真爛漫でかわいいチナツに俺は惹かれていった。
妻に離婚を切り出した俺[7-1]跡継ぎを産んでくれる彼女ができた。
カオルには仕事が忙しいと伝えてチナツの家に行くようになった。
子どもができないと苛立つ母と妻のこと話すと「そうなんだ~ツカサさんも大変ですねぇ~。」と寄り添ってくれた。誰にも言えなかった愚痴もチナツが聞いてくれた。
跡継ぎが早く欲しいと言う俺に「じゃ!私が産んであげよっか?」と言うチナツ。
その提案に驚きつつも心躍る自分もいた。「嘘ですよ。冗談です。奥様との仲を裂くことなんて私にはできません。こうやってたまに会えるだけでも幸せです。」自分の立場を弁えていじらしいチナツがとてもかわいかった。チナツがいなかったら俺はどうなっていただろう。
チナツに会えるのは基本的に土日。平日は他のバイトや習い事で会えない日が多い。ただ、バイトがなくなったり、習い事がお休みになった。という理由で当日の夜に電話が来ることもある。そんなに俺に会いたいのか・・そう思うと、とても嬉しくなった。
次のページ
----------------
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:和栗ぐり
長女みーちゃん、長男はーくん、1歳7ヶ月差の年子姉弟の日常を描いてます。