前回の話
4人で旅行に来たのにサユリとは別部屋、しかも全く相手をしてもらえずに不満が募るタクマさん。夜になって酔いつぶれそうなタクマさんをサユリが部屋まで送って行ったらそこでケンカになったようです。
友達の彼氏[11]私と付き合えば良かったと抱きしめてきたカレ
飛び出したタクマさんを追いかけて浜辺に出ると、タクマさんがひとり、寝そべっていた。
「どうしたの?サユリと何かあった?」
聞いても無言のタクマさん。
「タクマさん、あの・・」
言いかけると、タクマさんが口を開いた。
「・・・あいつ」
「好きなヤツ、ほかにいる。」
・・・え。
意外だった。なんて言えばいい?言葉が出てこないでいると、
「あーあ、サユリじゃなくてアユと付き合えば良かった」
と、タクマさんが言った。
「・・・は?」
「アユさ、今でも俺のこと好き?」
私の気持ち、知ってたんだ・・・
いや何言ってんの?意味わかんない。
そう言おうとしたら、いきなりタクマさんに抱きしめられた。
「なぐさめてよ、アユ。俺のこと好きならさ。
さみしくてたまんないんだよ、アユ・・・」
タクマさんにそう言われて、動揺しかない。
続きます
ママ広場オリジナルマンガ「友達の彼氏」は毎日更新します。お楽しみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本:のきわだ
1児の母。子育てに奮闘中。
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。
監修:ママ広場編集部