[後編]体毛を気にする子どもに親としてできることは?正しい自己処理のポイントを伺いました!

前編のお話

子どもが大きくなるにつれ、体毛のことを気にした場合、親としてできることはあるの?今回はそんな悩みについて、レジーナクリニックグループ総院長、木村真聡先生に、二回にわたってお話を伺いました。
後半は、医療脱毛のメリット・デメリットと正しい自己処理のポイントについてです。

医療脱毛のメリット・デメリットは?

医療脱毛は名前の通り「医療行為」です。
脱毛機は医療機関のみで扱うことができるレーザー脱毛機を使用し、毛が生えてこなくなるという確実な効果が期待できます。また、医師が常駐しているため、何かあった際はすぐに診察が可能です。
クリニックによっては必要に応じて薬の処方を行なっておりますので、その点は大きなメリットといえます。
一方、エステ脱毛は制毛・抑毛のため毛が細くなったり生えるのがゆっくりになったりという効果はありますが、やめると元に戻る可能性もあり、いつまでも毛が減らないということもありえます。

医療脱毛のデメリットは、副作用が起こる確率はゼロではないことです。
代表的なリスクは赤みや腫れといった炎症が続いたり、ニキビのような赤いブツブツができる毛嚢炎や火傷が起こることです。
ただし、これらはエステ脱毛や家庭用脱毛器でも起こることであり、医療脱毛の場合は必要に応じて医師が診察や薬の処方をしてくれるため、やはり医療脱毛のほうが安心でしょう。
前回の記事でもお話ししましたが、未成年は二次性徴などのホルモンバランスの影響によって、脱毛後新たに毛が生えてくる可能性があります。
そのため、しっかり親御さんと相談をしたり、クリニックにて相談したりするのがいいでしょう。



子どもだけでなく、自分も気になるのですが

昨今、親子でできる「ペア脱毛」を取り入れるクリニックが増えています。
20代の時に脱毛したけれど、産後を経てムダ毛が気になってきたと通院する患者さんも多くいらっしゃいます。

お子さんと一緒に脱毛できる機会も増えているので、気になる方はご検討してみてください。

正しい自己処理のポイント

(1)毛の流れに沿って剃る
毛の流れに沿って電気シェーバーを動かしましょう。肌に負担をかけないように、肌と刃を平行にして少しずつ毛を剃るのがポイントです。
また、顔やVIOなど凸凹が多い部位は、フェイス用シェーバーやVIO用シェーバーを使用すると小回りが効き、剃り残しが少なくなります。
(2)自己処理の前後は保湿をしっかりする
自己処理を行う前後は、保湿ローションやクリームを使って肌をしっかり保湿しましょう。
可能であれば炎症を抑える抗炎症作用の成分が含まれた化粧品がおすすめです。
(3)自己処理後はクールダウンする
自己処理後には冷たいタオルやガーゼでくるんだ保冷剤などで肌を冷やしてください。
自己処理を行うと少なからず肌が刺激に敏感な状態になり、赤みなどの炎症を引き起こす恐れがあります。肌をクールダウンして、赤みやかゆみの予防につなげましょう。

ポイントを守って適切が自己処理をおこなうことが、お子さんの肌を守ることに繋がります。
自己処理を考えている方は、ぜひ実行してみてください。

[執筆者]

木村 真聡(きむら まさと)先生
レジーナクリニックグループ総院長

[プロフィール]
大阪大学医学部医学科卒業後、同大学附属病院・一般病院勤務を経て美容医療に転身。美容皮膚科医として10年以上のキャリアを持つ。現在は女性専用医療脱毛「レジーナクリニック」をはじめ、男性専用医療脱毛「レジーナクリニックオム」、美肌皮膚治療「エトワールレジーナクリニック」そして医療痩身専用の「レジーナクリニックリボディ」の総院長を務めている。
レジーナクリニックでは、2人以上でご契約いただくとお得になる「ペア割」や、提携託児所をレジーナ価格でご利用可能な「ママ向け医療脱毛」など様々なサービスを提供している。

レジーナクリニック
https://reginaclinic.jp/

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事