この記事では下記2点について解説します。
- 幼児教育にタブレットを用いた際の効果
- 幼児期からタブレット学習に取り組む際の注意点
昨今は時代の変化から、幼児用のタブレット教材も増えてきました。
しかし、下記のような不安はありませんか?
- 眼が悪くならないか?
- 集中力がつかないのではないか?
- 遊び中心にならないか?
このようなイメージ通り、確かにタブレット学習はデメリットもあります。
しかし、その反面効率よく学べるという良い点もあります。
これから幼児教育をさせたいけどタブレットを使うか迷っている方
共働きで忙しいから検討したいけど迷っている方
そんな人のために以下のような判断ができるよう、丁寧にまとめました。
• タブレット学習は本当に良いのか?
• 我が家に導入する価値があるのか?
幼児期は人生で1番の成長期です。
誰もが天才のこの時期を無駄にしないためにもじっくり悩んでみて下さい。
幼児向けのタブレット学習とは
タブレット学習とは、その名の通りタブレットを使って従来にない動きや音声を交えた教育をする学習方法の事です。
最近では小中学校へのタブレット導入率も年々右肩上がり。
文部科学省の発信でもICT教育の推進として強化されている教育の1つです。
タブレット学習は数年前まで小学生以降の学習方法でしたが、ここ数年で幼児向けのタブレット教材もかなり増えてきました。
どのような物が増えてきたかと言うと、大きく分けてこの3つです。
- タブレットを使った玩具
- タブレットを使った通信教育
- タブレットを使った英語教材
このように色んな教材や玩具が増えてきましたが、どれを行うにしても『幼児期からやっても大丈夫なのか?』という不安はありませんか?
我が家も悩んだのですが、結果的に3歳からタブレット学習を導入しました。
その経験からわかったタブレット学習の良い点・悪い点をきっちり伝えていきたいと思います。
幼児教育でタブレットを使うのは不安?注意点を解説
幼児教育にタブレットを取り入れる際はいくつか注意点があります。
導入する前にそのデメリットは把握しておきましょう。
先にデメリットを簡単にまとめておきます。
- 健康によくない
- じっくり考える癖がつきにくい
- サポート前提で学ぶ癖がつく
- 書く学びは紙の方が優秀
- 集中力がつきにくい
これら1つ1つを丁寧に解説していきますね。
健康に良くない
一番気になるのはやはり『健康面』ではないでしょうか?
幼児期の頃からタブレットやTVの見過ぎは良くない、という話を一度は聞いた事があるかもしれません。
子供の近視が増加した原因が、タブレット学習やTVの影響である、とはまだ証明されていません。しかし、文部科学省がおこなっている学校保健統計調査によると、小学校の裸眼視力が1.0未満の子どもの割合は、1978年度には16%だったものが2019年度には35%弱と、およそ2倍以上に増えているそうです。(出典:学校保健統計調査)
昭和の時代と比較したデータなので、タブレット由来の変化とは一概に言えませんが、気になる人は下記のような対策もおすすめです。
- ブルーライトカットシートを貼る
- 一日の使用時間を決める
考える癖がつきにくい
動きのない淡泊な問題と、そこから得られる情報のみで問題を解く必要がある紙教材と違い、タブレット学習は、音・色・動きなど、問題を解きやすい工夫が随所にあります。
躓きにくいという一面もありますが、問題の理解・解法・答え、全てをじっくり考えて取り組む紙教材と比べて、タブレット学習は考える時間が短く、すぐに答えにたどり着けやすいといった特徴もあるのでその点は要注意です。
集中力がつきにくい
タブレット学習は下記のような特徴があります。
- 遊び要素が多い
- どこでもできてしまう
- 他のアプリで遊んでしまう
机でじっくり悩む事が多いので集中力がつきやすい紙教材に比べて、タブレット学習は気が散りやすいです。
従って、心配な人は下記のような対策もするといいですね。
- 余計なアプリは消す
- インターネットの制限をかける
- 机でやる癖をつける
- 専用タブレットがある教材を選ぶ
このような対策を講じる事で、タブレット学習でも集中して取り組ませられるようになっていきます。
タブレット学習も教材によっては専用のタブレットがあり、上記のような心配をしなくてよい物もあります。
気になる人は選ぶ際に『専用タブレット有』を検討項目に入れておきましょう。
デメリットを把握して教育に取り入れよう
紙で学ぶ教育も、タブレットで学ぶ教育も、どちらもデメリットがあります。
やってはいけない教育ではないので、子供の様子を見ながら少しずつ始めてみてはいかがでしょうか?
タブレット学習には色んなメリットもあるので、良い所も把握して判断してあげて下さい。
幼児教育にタブレット学習を導入するメリット
タブレット学習で幼児教育をするメリットは思ったより多いです。
実際に取り組んで感じた感想も含めて、わかりやすく解説していきます。
メリットは沢山あるので、先にわかりやすくまとめておきますね。
- どんな子もやる気を出して取り組んでくれる
- 繰り返し学習ができる
- 自動添削で丸つけ不要なのが楽
- 音声ガイドで文字が読めなくてもできる
- 英語やプログラミング教育が得意
これらについて1つずつ解説していきます。
やる気を出して取り組んでくれる
タブレット学習の魅力は、子供を引き付ける力です。
とにかくどんな子でも『お勉強やりたい』とやる気を出してくれます。
タブレットの遊びであれば『やめなさい』となりますが、学習なので親もポジティブな気持ちで取り組む事ができます。
特に、机での勉強が苦手な子や、紙での勉強がうまく進められない子は、まず『できた!』を実感させて、お勉強自体に興味を持ってもらう事が大事です。
タブレット学習は子供の食いつきが良いので、『できた!』を実感させやすいのが大きなメリットですね。
繰り返し学習ができる
紙教材はやる気がある子だと一日で終わってしまうこともあります。
しかし、タブレット学習なら何度でもやり直しが可能です。
一度解いた問題も復習として何度も新鮮な形で取り組めます。
特に幼児期の課題は下記のような課題がほとんどです。
- ひらがなを覚える
- 数字を覚える
- 文字の読み書き
- 計算問題
このような問題が多いので、反復学習が特に大事と言われています。
タブレット学習なら自然に学習量が増えるので、沢山の課題をやらせてあげたい人におすすめです。
自動添削で親の負担が減る
共働きだと子供の教育に時間を取れない人も多いのではないでしょうか?
幼児教育は付きっきりでないとできない学習も多いのですが、タブレット学習なら一部自動でやってくれます。
例えば、紙教材でネックな丸つけ。
子供が間違った文字や計算を、すぐに対応するのは結構大変です。
しかし、タブレット学習なら、問題を解いた瞬間に丸つけしてくれるので、親の負担はかなり少なくなります。
それだけではなく、下記のようなメリットもあります。
- すぐに間違いを正せる
- 間違ったまま進ませない
このような点も自動添削の良い所ですね。
子供の教育と親の時間はどっちも大切。
特に忙しい家庭では、タブレット学習は重宝する学習方法だと思います。
文字の読めない子でも1人でできる
年少・年中頃の子は問題が読めない子も多いです。
そんな時、紙教材だと1問1問横で問題を教えてあげないといけません。
しかし、タブレット学習なら問題を自動で読み上げてくれるので、その手間を省くことができます。
文字が読めない子でも『1人でできた』を実感しやすいのがタブレット学習の特徴です。
英語やプログラミングが学べる
2020年から英語とプログラミングが小学校で必修化となりました。
その影響もあり、幼児期から英語やプログラミングを学びたいという人も増えています。
タブレット学習ならゲーム形式のプログラミング学習や、アニメーションで学ぶ英語学習など、『タブレットならではの学び』ができるのも大きなメリットの1つです。
タブレットが不安な人は時間を決めて取り組もう
出典:平成28年度 学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(概要)
文部科学省の調査結果でも、学校教育におけるタブレット導入率は年々増加している事がわかります。
• これからの時代を見据えて先にタブレットに慣れさせておくのか
• タブレットが主流になる前に紙教材で学ぶ大切さを教えるのか
その判断は人によって選択が分かれると思います。
我が家の4歳の娘にもタブレット学習をさせていますが、自分から勉強すると言ったり、紙教材よりも理解が早かったリ、タブレット学習の効果はしっかりと実感できています。
特に忙しい共働き家庭の方は、子供の教育と親の時間のバランスが取りやすいのでおすすめです。
興味のある人は一度体験してみてはいかがでしょうか?