「大人になる」って「一人で生きる」ことじゃない!~大学進学で親元を離れる娘に伝えた言葉~

ごきげんよう!mamanです。

娘の大学受験のサポートに集中するため、数ヶ月お休みをいただいてましたが、このたび、娘の受験がやっと終わりました。

一般受験で第一志望に挑んだ娘でしたが、おかげさまで、合格することができました!

3月の合格発表の時は、嬉しさよりもホッとしたという感じだった娘ですが、合格発表後も、喜びに浸っているような暇はなく、諸手続きやオリエンテーションの予定がびっしり入って、かなり慌ただしく巣立って行きました。

普段はおっとりしている娘ですが、慌ただしい日程の中で巣立ちが現実味を帯びてくると、大学の授業や一人暮らしなど、新しい環境への不安も強くなっていきました。

そんな娘に、母親としてどう接すればよかったのかなと、今でもちょっと考えてしまいますが、巣立ちを前にして不安がる娘に、私がかけた言葉をまとめておきたいと思います。



なんでも一人で出来なくていい

第一志望の大学に合格して希望に燃えているはずの時期なのに、日に日に表情が暗くなっていく娘・・・。

「どうしてそんなに暗い顔してるの?」

と尋ねると、

「・・・いろいろ不安だから・・・。」

とうつむきました。

多少のホームシックに加えて、4月から、大学の授業も一人暮らしも、すべて自分だけでしっかりこなさなければと、気負ってしまったのでしょうね。

新しい環境では、掃除や洗濯、自炊など、暮らしも自分で回しながら、勉強していかないといけません。娘の高校からその大学へ進学するのは娘だけなので、新しい友達ができるかも不安でしょうし、いずれはアルバイトもしなくては・・・などと考えて、キャパシティオーバーになってしまったのもわかります。

でも、「最初から自分だけですべて完璧に」なんて無理なことを目指したら、できる前に自分が壊れてしまいます。

だから、娘には、

「大人になるということは、なんでも自分だけで解決できるようになることではないと思うよ。」

と言いました。

娘は、自分はもう18歳で「成人」なんだし、親元を離れるのだから、「大人として」できるだけ自立したいと考えたのだと思いますが、「大人になる」ということは、「一人で生きる」ということではありませんよね。

・困った時は、一人で悩まず、誰かに相談できるようになること
・つらいときは、自分が壊れてしまう前に、何かしらの対策を打てるようになること
・周りに助けられていることに気づき、助けてくれる人に感謝できるようになること

こういうことが「大人になる」ということだと、私は思っています。

娘にも、そう伝えました。

そしたら、いくらかホッとしたような表情になりました。
翌日は、履修登録のガイダンスを受けたら疑問点が解決したそうで、そうやって一つひとつ小さなことをクリアするうちに、少しずつ明るさを取り戻していきました。

「頼る」ことも大事なスキル


これまでの娘を見ていると、頑張り屋さんなのは良いのですが、ときどき、限界を超えているのに、周りに気づかれ心配されるまで、他人を頼らないところがありました。

頼らないというか、頼れない。
「助けてほしい」と、言えないんですよね。

この性質は、小学校の時の担任の先生にも指摘されたことがありますので、筋金入りです(苦笑)。

「できるところまで自分で頑張ってみる」ことは、もちろん大事なことですが、「無理だと思ったらこじらす前に得意な人に頼る」ということも、同じくらい大切なスキルのように思います。

依存が過ぎてもいけませんし、できないことを抱えすぎても周りに迷惑がかかるかも・・・。このあたりの匙加減は大人でも難しいところですが、だからこそ、「大人に求められるスキル」なのではないかなと思うんですよね。

これからは、親元を離れているからこそ、上手に人を頼ることも覚えて、あまり無理しすぎないで、大学生活を楽しんでほしいなと願う母なのでした。

maman
地方在住のアラフォーママン。
夫・大学生の息子と娘の4人家族で、教育関係の仕事をしながら、母親としての日常や思いを綴っています。

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