前回の話
妊娠中のカナコさんは、生活ルーティンが何より大切な夫タクマさんに合わせて生活しつつ、タクマさんが与えた家事をひとつでも怠ることなくこなすよう求められていました。具合が悪くて休んでいたために夕飯準備が遅れたある日、帰宅したタクマさんはたちまち不機嫌になりカナコさんの体調が悪いことよりも自分のルーティンが乱れることが心配のようでした。お腹の赤ちゃんがあまり動いていないことに気付き不安になったカナコさんはタクマさんに産院に行きたいと相談しますが、サボりたくて言ってるのではないかと疑われショックを受けるのでした。
愛した人はモラ夫でした[35-1]大丈夫だよね
産院へ相談に行くにも「やることやってから考えたら?」と夫に言われ、結局夜中までかかって全ての家事をこなしました。翌朝やはり赤ちゃんが心配で仕方がない私は「やっぱり今日病院に行きたいんだけど」と夫に相談すると、「今日の分の作業は帰ってきてからやればいいから行ってきなよ」と許可をもらいました。
医師に相談に行けるとわかりホッとした私は「ありがとう!」と夫に笑顔をみせましたが、内心は心配で心配でどうにかなりそうでした。
会社へ行く夫を見送り、すぐに産院へ連絡しました。
産院へ向かう途中、「大丈夫だよね、大丈夫だよね」と自分に言い聞かせるように何度も唱えていました。
赤ちゃん。どうか無事でいてください!
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ホッター
3歳の男の子を子育て中。ドタバタ絵日記マンガを描いています。