前回の話
大学1年生のときにインカレサークルで出会い、「好き」という言葉はくれるものの彼女にはしてくれないレンと曖昧な関係が続いていたミカ。ずるずると関係は続き、ミカが就職先が決まった頃、レンから「オレ、卒業できない。留年決定」とまさかの報告をされます。
献身女子とハリボテ王子[10-1]幸せにする自信がない彼
「えっ?単位取れなかったの??」と聞く私に「やっぱりダメだよな・・・オレって。ミカに嫌われるな。年上なのにまだ大学生で・・・」としゅんとする彼。思わず「嫌いになんてならないよ!大丈夫だよ」と言って立ち上がっていました。
「ありがと・・・ミカは優しいね。しっかりしてるし、自立してて・・・。ミカと付き合う人は幸せだろうね」俯きがちにそう言う彼。「どうしてそんなこと言うの??私はレンと一緒にいたいんだよ??」私が付き合いたいのは彼だけなのに・・・。
「オレなんて・・・就職もできてないし、お金も稼げないから・・・ミカを幸せにする自信ないよ・・・。だから・・・ミカもオレじゃないほうがいいよ」そう言って私から離れていこうとする彼。「どうして・・・」どうしてそんな悲しいことを言うの?
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。