盗まれた人形は「帰りたい」と何も知らない息子の夢にも現れた。うちの市松人形が見てる[11-1]|ママ広場マンガ

前回の話
母方の家に代々引き継がれている市松人形の「いちまさん」。マキさんにとっては、子どもの頃からちょっぴり怖い存在でした。第二子ソウスケくんのお披露目会に来ていた山本さんが、売ったらお金になると考えいちまさんを盗んでしまいましたが、その日から毎晩夢にいちまさんが出てきて「帰りたい」と泣き、しだいに「早くかえせ!」と怖い顔と声で言ってきたので恐ろしくなり、しばらくしてご主人に付き添われ、いちまさんを返しに来ました。マキさんは「罪悪感からきた夢だと思いますよ」と山本さんに伝え、この件は一件落着したのでした。

うちの市松人形が見てる[11-1]同じ夢


ユカは戻ってきたいちまさんを見てとても嬉しそうです。
「無事でよかったね~」とだけ言うと、ユカは「キラくんちにいたんでしょ?」と知るはずもない事実を言ってきたので「なんで知ってるの?」と、とても驚きました。

「キラくんから聞いたの。夢にいちまちゃんがでてきて(おうちに帰りたい)って言っててそれをキラくんのママにも教えてあげたんだって。」とユカはキラくんに聞いた話を教えてくれました。
「・・・・へ~」と答えながら、なるほどね、と思いました。

山本さんの顔が青かったのは彼女だけが怖い思いをしたからではなかったのです。
自分だけが見た夢だったら気のせい、勘違いで済んだかもしれないけれど、家にいちまさんがいることを知らないはずのキラくんの夢にまでいちまさんが出てきたとあってさすがに恐怖を感じたのでしょう。
「だから呪いとか言い出したのかな・・・」と納得しました。

いちまさんは我が家がお気に入りなのか・・・戻ってこないならそれもアリかな~と思ったことは絶対内緒にしておこう(ユカも喜んでるし)と思います。

いちまさんは園田さんの家の守り神でもあるのかもしれませんね。
次の話
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:左近寺しゅうり
暴れん坊男児2人に振り回されるサラリーマンパパ

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