前回の話
水色のランドセルが欲しくて「プレゼントしてくれる」と言って好きな色を聞いた義母にもちゃんと伝わっていたはずなのに自分では選べず、しかも赤いランドセルが届き、「せっかく買ってもらった」と我慢するように言われたリン。気持ちを無視されたリンは義母にこれまでの思いも伝えたうえで「もうおばあちゃんに欲しい物言わない!!」と言ったのでした。
話が通じない義母と夫[8]娘の気持ちを軽く考えないで
あくまでもリンに我慢させようとする夫の態度に、再び私の怒りスイッチが入りました。
「あんたがすることはお母さんにリンの気持ちを無視して物を買うなってことだけでしょ?なに言ってんの!?」
そして、私は宣言したのです。
「これからリンの気持ちを無視して買ってきたものは受け取らないから!
もうこれ以上リンの気持ちを軽く考えるのだけはやめて!」
そして、リンと向き合って話をしました。
「リン、ごめんね・・・ママがもっとしっかりおばあちゃんに伝えればよかったね・・・」
ランドセルの交換は難しそうなので、その代わりに提案したのは・・・
「ランドセルが可愛くなるカバーを買おうか。リンの好きなの選ぼう」
するとリンは黙った頷いたのです。
そして、リンは本当の気持ちを話してくれたのです。
「赤色のランドセルでいいよ。リン・・・赤も好きだよ。」
きっとリンは、我慢しなさい、こっちも可愛いでしょ、せっかく買ってもらったのに、と頭ごなしに説得する前に
リンはどう思うのか聞いて欲しかったのではないかな、と思いました。
「そっか。リンは赤色も好きだもんね。
想っていたのと違っていたから悲しくなったんだもんね。」
最終話へ続きます
最終話
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本:のきわだ
1児の母。子育てに奮闘中。
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
長男、次男、長女の3児のママ
監修:ママ広場編集部