前回の話
義母からの毎日の「花の苗確認」にうんざりしたキョウコさんが「すみません、枯れました」と伝えたところ、大慌てでやって来た義母、取り乱す姿にどうしたのかとたずねたところ「お友達からもらって育てるの大変だからあなたに任せたのに!」と言い出し、それを聞いたキョウコさんは「え・・?」と疑問が・・
私、やっぱり義母に負けてません[5-2完]枯れたお花
「ん?『育てるの大変だからあなたに任せたのに!』って・・え?」
義母の言葉に驚いていると、
「あ・・違うわよ?ユイトくんの教育のためにも、ちゃんと育てたほうが良いかと思って~」
「ユイトく~ん、お花育ててどうだった?」
「?・・わかんない」
しどろもどろになりながらユイトを巻き込もうとする義母は・・
「あら~そうなの?お母さんがぜ~んぜんお花の世話してくれなかったからかしらね。
お母さんはお花も育てられないのね。ざんねんね~。咲いてるところ見たかったわね。ほんと残念だわ」
さんざんしゃべり倒した後、
「じゃ、ばいばーい」
そう言って帰って行った義母、
なるほど・・自分で育てられないから私に言ってきたのか・・
「ユイト~、お水あげよっか」
キレイな花を咲かせた苗を前に、
これで毎日の連絡はなくなるかな?
そう思い、笑いが止まらない私なのでした。
完
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※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本:のきわだ
1児の母。子育てに奮闘中。
マッマ
2歳差の兄妹を育てています。
監修:ママ広場編集部