ペアレントトレーニングにプラスのエッセンスを加えて、ママの心が軽くなる「YOUトレ」を考案し、悩めるママさんたちへアドバイスを送っているゴリラママです。
今回のお悩みは「宿題の声のかけ方について」
今回は小学校低学年のママさんから宿題の声のかけ方についてのご相談がありました。
なかなか宿題をやってくれないお子さんにどう声をかけるとよいのかをお伝えしたいと思います。
自分は家事をしながら、子供が何かで遊んでいるときに
親「ほら!宿題やってー!」
子「・・・(遊びに夢中)」
親「ねぇ!聞いてるの?」
子「・・うん。あとでやる~」
ゲームやマンガ・本など子どもが夢中になって、大人の声が全く届かないお子さん。集中することはとてもよいことですが、やることはささっと終わらせて欲しい・・と思う親心。
全然動いてくれない子供にイライライライラ・・・。
私も忙しいのに・・とイライラだけが募ってしまう。
同じような思いをしているママさんたちは多いのではないでしょうか??
実は、普段のちょっとした声のかけ方や接し方で、子供の反応も変わってくることがあります。
ではどんなふうに声をかけ、どんなふうに接するとよいのでしょうか。
まずは子供の意見を聞くこと
親としては、今やった方がいいと思っても、子供はやりたい時やりたくない時、いつになったらやろうなど決めている場合もあるかもしれません。
そのため、最初の声掛けのポイントは「約束を取り付ける」こと。
具体的に例をあげていきたいと思います。
親「宿題何時にやる~?」
子「15時にやる!」
親「OK!わかった!」
子供は自分とは別の「個」。
子どもの意見を聞いて、子ども自身の意志に耳を傾けることが大切です。
約束の時間が近づいても、グッと我慢。
フライングで声はかけないようにします。
約束の時間がきたら
やる前提での選択肢の声掛けを行います。
親「〇〇くん、どこに座る~?」
(勉強机など拭きながら聞くのもいいと思います。)
子供「ここにする~」
親「お!いいね~!きれいに拭いておいたからね~」
動き出したら褒めることも大切です!
親「宿題ってどこにあるんだっけ?見せて~」や「あ!鉛筆と消しゴムもくださ~い」と伝えます。
席に着いてから「あ!あれ忘れた!」など、席を立ったり座ったりする行動が多いと集中がなかなかできないため、すぐに宿題が始められるように席に着く前にさりげなく持ち物も伝えておくとよいでしょう。
宿題に取り掛かっても、すぐには席を離れてはいけません。
親「お!上手な字書けたね~」という声掛けを行います。
ちゃんとみているよ。大丈夫だと。子供に感じてもらうことが大切です。
この声掛けは、集中力が途切れてしまいそうになった時に宿題に注意を戻す効果もあります。
最初はこのようにして声をかけながら宿題をする習慣をつけて行くことが大切です。
お母さんに余裕がなく難しい場合もあるかもしれませんが、勉強習慣がついてくると、大人が離れて家事をしていても大丈夫になってきます。
声をかける時は、低学年の場合はボディタッチを多めに、肩をポンポンと叩いたり、できたら頭をなでるのもよいでしょう。
高学年の場合はできた時はハイタッチなど、声掛けの仕方やボディタッチの頻度は個々によると思いますが、親がしっかり見ていることを伝えることで子どもの承認欲求もみたされます。
いかがでしたでしょうか?
最初は面倒だと感じることもあると思いますが、長い目で見た時に、過ごしやすい環境づくりの1つになってくると思います。
日々コツコツと。一緒に頑張りましょう。
ゴリラママ
ADHD、知的ボーダー、小5のチンパン(息子)を育てるシングルマザーのゴリラママです。