前回の話
早く行けば待たされ、確認して大丈夫だと聞いていても先に行ってしまうナオキくん、ナオキくんママにも悪いと思っている様子は受け取れず「待ち合わせの意味ある?」とモヤモヤするママは、「・・そうだ!」と、予定を聞くのではなく、こちらの予定を伝えることに。するとすぐに「明日から一緒に行く!」と返事が来て・・疑問は残るものの様子を見ることにしたのですが・・
自己中ママ友が無理すぎる[4]毎朝寒そうに震えて友人を待つ息子
その頃、季節は冬になりました。
シンゴくん達の住んでいる地域は冬の寒さが厳しく、真冬の朝は氷点下2桁の気温になることもあり、
道路も凍結してしまうので、子ども達が登校する際、車で送迎をする家庭も増えてきます。
そろそろ車で送迎を・・とママも思っていた時のこと、
「ナオキが、シンゴくんとの登下校を楽しみにしてるの」
とナオキくんママに聞いたこともあり、
車で送迎すると言い出せず、そのままずるずると登下校を続けていたのでした。
そんなある日のこと、お友達のカイトくんママから連絡をもらったママ・・
「ねぇねぇ、シンゴくんさ、毎朝ナオキくんのおうちの前でナオキくんを待ってるよね?
うちの子を車で送るとき、ナオキくんのおうちの前を通るから、毎日見かけるんだけど、
昨日吹雪はじめて、シンゴくんがすごく寒そうにしてて・・。
ナオキくんのママもさ・・シンゴくんを待たせてるのわかってるなら、玄関まで入れてあげてもいいのに・・って思って・・。
シンゴくんがかわいそうでさ・・」
そう言われて驚くママは・・
「・・そんなことになってるなんて、知らなかった・・。あの吹雪の中で待ってたなんて・・」
ナオキくんの家の前で、寒そうに震えて待つシンゴくんの様子を想像して、頭にカッと血が上るのを感じたママは・・
「ねぇ、シンゴ、最近朝すごく寒いけど、ナオキくんのお家に寄るとき、ナオキくんが出てくるまでいつも玄関の外で待ってるの?」
とシンゴくんにたずねると、
「ナオキくんねぇ、準備に時間がかかるみたいで。この間は風がびゅーっと吹いて、雪もばーっと降ってきて、ぼくに積もりそうだったんだよー」
と笑いながらシンゴくんは言いましたが・・
その日の夜中から発熱。さらに咳も出てきてしまい・・。
翌日から一週間、学校に行くことができませんでした。
もちろん、原因は定かではありませんが・・
吹雪の中、ずっと待っていなければ・・
私が送ってあげていればこうならなかったのに・・。
と後悔するママなのでした・・。
続きます
ママ広場オリジナルマンガ「自己中ママ友が無理すぎる」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本・編集:ママ広場編集部 作画:めめ
めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。