ずっと何も話さなかった娘から話を聞くことができました。
娘の中学受験[11]ずっと意地悪で嫌な子だと思っていた
私は娘の友達のお母さん経由でいつも話を聞いていました。
娘に確認をしてもあまり気にしていない様子。
いつも、言い返せばいいのに。
でもそれができないのは娘が大人しい性格だから。
そう思っていました。
でも、本当は違っていました。
お友達が一人で苦しんでいることを娘は感じていました。
小学校で虚勢を張っていたことも
塾で一生懸命頑張っていたことも
そして、お母さんの思いに必死に応えようとしていたことも。
志望校が違ったとしても中学校受験をするのは同じ。
自分にできることでお友達を守ろうとしていたのでした。
それに比べ私はずっとイヤな子だなとしか思っていませんでした。
いつも娘の邪魔をする子だと思っていました。
娘は一度もそんなことを話していなかったのに、私だけそう思っていたのです。
正直、今でもどうしてうちの子と比べたんだろう。
うちの子と比べる必要ってあったのかな。
という気持ちはあります。
授業参観で会ってもご挨拶くらいでそこまで親しくもないお友達のお母さん。
そんな風に娘を褒めていたことすら私は知らなかったのです。
娘はそんな話を私にしたら友達を守れないと思ったのかもしれません。
見えてはいなかった事情に驚くばかりでした。
[12完]へ続きます。
ママ広場オリジナルマンガ「娘の中学受験」は毎日更新します。
明日の公開もお楽しみに!
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※ストーリーは体験者の話を元に作成編集したものであり、登場人物や団体名は仮名です。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。
[脚本]ママ広場編集部 [編集・作画]マキノ
作画:マキノ
元気姉弟を自宅保育中の主婦。