［全話公開］娘に自閉症の診断がつくまで｜にれの親子成長記

自閉症と知的障害のある4歳娘に診断がつくまでを綴ったお話です。身体の成長面には気になるところがなかった娘に初めて違和感を覚えたのは、1歳になる頃でした。次第にクレーン現象や執着など娘のコミュニケーションが独特なことに気付き・・・。...

娘のペースがあるのだからと気にしない、比べないと決めていても、同じ月齢のこと遊ばせていると嫌でもわかってしまう発達の差。娘に何らかの障害があることを覚悟せざるを得ませんでした。...

娘に障害があるかもしれないと夫に相談すると「どんな子でもまゆみはまゆみじゃん。それでよくない？」と。そうだよね！人と比べても仕方ないもんね！と前向きな気持ちになれたけれど・・・やっぱり気になるし、娘の発達が遅れているのは事実・・・。...

発達が遅れている娘のために今何ができるかを考えた私は、発達に良いとされる遊びをいろいろ試してみました。特に意識したのは声かけや関わり方でしたが、娘はガン無視・・・心が折れる毎日でした。...

いくら話しかけても娘に私の言葉は届かず、関わろうとすると拒絶され、何もかも思うようにいかない・・・。焦りと不安が募る中、一歳半健診が迫っていました・・・。...

一歳半健診の前日、母子手帳の問診欄に記入しました。直前にできるようになるかもと記入を先延ばしにしていたけれど・・・何とも言えない気持ちで「いいえ」に丸をつけました。健診は確実に引っかかるよね・・・。...

ついに一歳半健診当日。よその子はみんな座って大人しく待っている中・・・娘は泣いて大暴れで待合室への入室許否。分かっていたけど・・・こんなんで最後まで受けられるのかな？...

別室待機でなんとか落ち着いて泣き止んだ娘。待合室でも大丈夫そうと思ったら・・おっと！すぐに走り出す娘の手を素早く掴むも・・それを上回る瞬発力を発揮する娘（汗）...

ようやく一歳半健診が始まりました。保健師さんの「ワンワンはどれ？」「くるまはどれ？」の問いかけに娘は無反応。しかし、「つみきする？積めるかな？」と積み木を出されるとササッと積み木を積んだ娘に驚きました。...

保健師さんがまゆみちゃんの様子をみて心理士さんとの相談会をすすめてくれた。にれさんは迷わず受けることに・・・...

色々な検診をおこなったまゆみちゃん、周りを見渡したら自分達しかいなくなってて・・・...

心理士さんとの発達相談がはじまり、テストを受けることに、結果は検査器具を投げてしまったまゆみちゃんでした・・・...

発達検査を終え、臨床心理士さんからは、少し心配との返事が・・・わかっていたけれどショックをかくしきれなくて・・・...

心理士さんはまだ1歳半だから様子見でいいといったけれど、ネットで早期療育が大切と書いてあったのを思い出し・・・...

理解があるつもりでやってきたけど・・・まゆみちゃんは大丈夫ですよと言われる可能性に心のどこかにすがっていたんだと気づきました。...