前回の話
男尊女卑の考えが色濃く残る夫ミノルさんの実家に、嫌々ながらも娘ユズキちゃんを連れて家族で帰省したナオミさん。本家であるミノルさんの実家には、既に親戚中が集まっていました。男性陣は宴会を楽しんで、女性たちはお酒やつまみを作って運ぶ裏方に徹するのが当然とされていました。
義実家にいきたくない![4-1]嫁の努めとは。
つまみを作ったりお酒を運んだり、台所と宴会の部屋を忙しく往復していると、「ところでナオミさん」と、台所に義祖母が現れました。「夜の方はちゃんとさせてるのか?」にこりともせず、真顔でナオミさんに聞いてきたその言葉が一瞬入ってこず、「えっ?」とナオミさんは固まってしまいました。
すると、義母が付け加えました。「あなたがミノルを満足させてあげないと。もしミノルが浮気したらあなたが至らないからよ。その辺、しっかりしてね。」
は?2人の顔を見る限り、冗談ではなさそうです。いや、冗談でもデリカシーがなさ過ぎる!
何と言っていいやら、唖然としているナオミさんにそばで聞いていた親戚の女性たちまでもが「頑張らんとそのうち他所で子どもをこさえるぞ」「夫を喜ばせるのも嫁の努め」などと口々に言うのです。デリケートな話題なのにみんなの前でズケズケと言われたナオミさんはドン引き、唖然としていました。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。