小児科医がママになって考えた「こどもの便秘対策」は離乳食の作り方にあり!

B!

長女は離乳食期から、便秘に悩んでいました。
水分をできるだけとらせようとするも、うまくいかず、
すりおろしリンゴ、オリーブオイル、オリゴ糖・・・
色々試して一瞬いいかなと思ってもやはり著効はせず。
気付いたら、完全な便秘っ子になっていました。

便が硬いから、出す度に痛いので、余計に我慢するようになり、悪循環。

マグミットやラキソベロンで一時的に改善させてもすぐに戻る。
漢方、マルツエキスなど、色々試し、3~4日に1回出る感じで落ち着いていました。



大先輩の小児科ドクターが、幼児の便秘の相談には、
芋のポタージュスープを勧めていたなと思いだし、何度か試してみたけれど、
何が入っているかわからないポタージュスープみたいなものは、嫌がって食べてくれない。
気付くと野菜はほとんど食べなくなっていた長女。

私の産後、夫が育休を取得してご飯を作ってくれるようになり、家族で食卓を囲み、これまでと違う雰囲気、違うメニューとなって、一旦は食べられるものが増えては来たのですが、一度美味しくないと思うと口にしなくなる彼女は、次第に、一口二口でやめてしまうように。

結局、野菜をあまり食べないことは変わりませんでした。
そして、3~4日に1回の便秘気味も相変わらず。それが、この2ヶ月ほど、毎日快便なのです。

なんでかなーと考えていたら、わかりました。

次女の離乳食に合わせて、料理のメニューが変わった事が原因でした。

できるだけ、離乳食を手抜きで作るために、
家族の食事のついでに離乳食のとりわけ分ができるように、と思って献立を考えていたら、
自然と、煮込み料理や温野菜、スープや味噌汁などの汁物が増えたんです。

それまでは、炒めたり生野菜のサラダだったりが多かったのですが。



そして、離乳食を作るに当たって、栄養のことを意識していると、
長女の食事の偏りがめちゃくちゃ気になるようになり、
幼児向けのレシピ本を見て、
これまでの食事が子どもには食べさせにくいものだった事にようやく気づき反省し、
次のような調理の工夫をするようになりました。

娘は、白菜やキャベツのような調理法によっては繊維が残りやすいものや、
小さな子ではよくある、タマネギやピーマンなどの独特な風味が苦手なので、

・野菜も肉も小さめに切る
・肉類は挽肉の使用頻度を増やす
・炒める前にレンジで加熱して柔らかくして炒める
・野菜スープや煮込み料理は最初に無水状態で野菜のみ煮込んだ後に、水や調味料を加える(野菜のみで煮込むことで、野菜の甘みが引き立ちます)
・コーンや人参、さつまいもなど、野菜の甘味があるものを掛け合わせる

などを意識するようにしました。

一度嫌い、となったものを変えるのには時間がかかるし、
相変わらず、「野菜はきらーい」とか言っている長女ですが、
相対的に食べる量は増えていきました。

あの頑固な便秘、結局は食事が原因だったのです・・・

バランスの取れた食事を作ったとしても、食べられなかったら意味がなく。
作る事で満足してしまって、結果、彼女が食べたものをしっかり考えるまでには至っていなかった事に、大反省。

ちなみに次女はめちゃくちゃ快便です。
離乳食の進みも順調だし、
今の食事メニューのままでいけば、便秘知らずで育っていけるかな?

スポンサーリンク
最新の記事はこちらから