娘が発した言葉で、やってみようということになりました。
どんな理由から、どんなことをしたのか忘れないように、
ノートにまとめることにしました。
今回初めて知った言葉も娘はまとめました。
そしてまとめたノートを見て、
災害があったこと、みんなにも「募金」という言葉を知ってほしいという娘の思いから、タイトルに夏休みの自由研究とつけたものになります。
(娘の小学校では小1は自由研究の課題はありません。)
先日友人がこのノートを見て、ブログに書いたらという言葉から
ノートの一部を、ブログに掲載することにしました。
きっかけは九州北部豪雨のニュース
平成29年7月九州北部豪雨のニュースを娘と二人でみていました。
そして、募金の案内も聞いていました。
「困っている人の役に立つことをしたい」
その言葉から始まりました。
「募金をしにいく?」と聞くと
「私の持っているお金じゃ足りないと思う。もっとお金を集めたい。」と。
思いがけない言葉でした。
と同時に、娘が思ったことに、協力したいなと思いました。
実際に活動するために
ここからは、私も初めての経験になるので、
実際に、どう進めていこうか・・・悩みつつ、娘に質問しつつ考えていきました。
1:お金を集めるにはどうしたらいい?
娘に、質問しました。帰ってきた答えは、
◎何かを売る
◎なにかお手伝いをしてお駄賃をもらう
でした。
2:何をうるといいと思う?
◎お菓子と飲み物
◎ブレスレッドとヘアゴム
でした。
最初にイメージしていたものは、
「レモネードスタンド」をテレビで見ていたので、自分でもできるのでは?と思ったようでした。
実際に日本でもありました。
ただ、今回は、九州北部豪雨の方への募金という思いがあったため、断念。
(娘としてはこれは別の機会に絶対挑戦したいとのことでした。)
そして、食べ物関係の販売は、いろいろな許可がいるハズ・・・
(学祭の時にいろいろあった・・・遠い記憶もあり。。)
食べ物以外は何かある?と質問し出てきた答えが
ブレスレッドとヘアゴムを作って売る
でした。
売れたお金を全部募金したい。
という目標になりました。
3:どこで売る?
じゃ・・・どこで売る?
娘に質問しました。
「人が多いところ」の答えに対し、
どこが多いのか?質問していきました。
娘の答えとしては、
「大きな駅の道路」
との回答。
ちょうど募金活動の様子も見ていたので、その回答になったんだと思います。
道路で売ることができるか・・・
ここは私も一緒に調べることに。
ネットで調べると道路許可書が必要と書いてありました。
交番に行く
娘に、警察署に行って聞いたほうがいいみたい。
そう伝えると、大きな駅の傍にある交番のおまわりさんに質問するということに。
事前に、聞きたいことを紙に書いて、いざ出発!!
緊張の面持ちでおまわりさんに質問していました。
その答えは
「道路交通許可のが必要なため◎◎署の交通課へいってください。」
と。
お礼をして、その日は帰宅。
売る場所が決まった!!娘はとても嬉しそうにしていました。
警察署の交通課で聞くことをまとめ、後日警察署へ。
警察署の交通課に行く
緊張の面持ちで交通課へ行き、質問。
とても親切に対応をしてくださいました。
がここで大問題発生。
大きな音楽をかけず、歩いている人の迷惑にならなければ募金活動をしてもいいです。
募金活動だけであれば道路交通許可書は必要ありません。
そして、道路で物を売ってはいけません。と。
募金をしてくださった方にお礼をしてブレスレットを渡すのはOKとのこと。
もう場所が決まった!と思っていたのですが、一転暗礁に乗り上げてしまいました。
さて・・・どうしたものか。。。
私のお友達にも相談したところ
何かのイベントで出店できる場所を探してはどうか??
というもの。
早速探しました。
娘には探すのが難しいから場所は私が探す旨を伝えました。
マルシェに出店が決定。
締切が終わっていましたが夏休み中にできそうなマルシェを発見。
ダメ元できいてみたところ快くOKをしてくださいました。
娘に伝えると大喜び!
でも喜んでいる暇はありません。
日にちも決定、もう時間がありません。
頑張って販売するものを作らなくてはいけません。
また、税理士会で、税務相談が無料で行われているということで、そちらにも確認しました。私が無知なことにより娘のやりたいことができないと困ると思ったのですが、今回の件に関してはそこまで売上金がでないだろうということで特に必要ありませんでした。
税金については話をしましたが、やはりピンと来ていないようでしたのでこちらは徐々に説明していきたいなと思いました(私も勉強が必要です。)
ブレスレッドとヘアゴムの材料を買う
予算:3000円(お年玉)
何個つくる:70個が目標
いくらで売る:100円~500円
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材料を買いに行って
合計3132円
ブレスレッドとヘアゴムをつくる
買ってもらえるように、デザインを考えました。
1人で全部・・・作ることが難しかったので、私も、少し手伝いました。
全部で80個つくることができました。
ひとつひとつに値段をつけました。
お店をだす
お友達も協力してくれることになり、いざ販売です。
この時にとても嬉しい配慮をしていただきました。
売上金をすべて募金したいという小学生がいるということで
マルシェの運営の責任者の方が、人の目につく一番いいところに場所をあててくださったんです!!(本当にうれしく思いました。)
そして、お友達のお母さんがバスボムをつくってくださり、こちらも販売することに。
一生懸命売りました。
なるべく、親は口を出さず、子どもたちが販売しました。
恥ずかしがって最初は小さい声だったのですが、当初の目的。
売ったお金を募金すること。を伝えると、大きな声をだし、呼び込みもするように。
さてさて。。
結果はいかに・・・。
何個売れた??
バスボム:24個 4300円
ブレスレッドとヘアゴム:33個 4800円
※完売御礼とはいかず、予定をしていたブレスレットの数は売れませんでした。
販売する大変さを感じたようです。
でもたくさんの方が買ってくれたことがとても嬉しかったようでした。
ご協力してくださった皆さんありがとうございました。
募金する
どうやって募金するかの確認は私がしました。
現金書留を今回は使うことに。
封筒に災害義援金と記載すると現金書留の料金がかからないことを伝えました。
本人は自分で全部書くと話して、書いていましたが、
郵便局員の方が字が読めなくて、すごく時間をかけてしまったのでここは、手伝うべきだったと感じました。
最後に
本人は、
九州の大雨で困っている人の助けに少しでもなりたいこと。
物を売ることが難しかったこと。
たくさんの人が協力してくれたこと。
募金活動をこれからもしたいこと。
いろいろなことを勉強したようです。
遠くに離れてていて、直接何かすることができないとき、
私たちが今できることを考え実行する大切さを
娘の発した言葉から娘自身も学び、私も学びました。
娘は今回のことでいろいろと考え、行動に移しました。
そんな娘を誇りに思います。
快く協力してくださった方々にもとても感謝しています。
皆さまからの温かいご協力で娘も成長することができました。
そして
被害にあった皆さま。
まだなお、流木や土砂が残ったままの地区があるとニュースで知りました。
早い復興を願っています。
ノートは学校に持っていき、
担任の先生がクラスで発表する機会を作ってくださったようです。
クラスのみんなが、募金という言葉に興味をもってくれたことを嬉しそうに話してくれました。
そして先生が、ノートに青い星のシールを貼ってくれたことをとても喜んでいました。
あれから1年。
娘は、募金箱を見つけると、いつも募金をしています。
そのため、お年玉のお札の一部は小銭にしてお財布にいれています。
基本的にまだひとりで出かけることはないので、私のカバンに入っています。
そして、私も募金用のお財布を持つことにして、一緒に参加しています。
本人は、このような活動を定期的に行いたいと話しているので、
長期戦でいろいろ考えていきたいと思いました。