キッズバイクにも防犯登録しておけばよかった!!息子の大切な宝物をなくしてしまって思うこと

2歳~6歳くらいまでの子に大人気の、ペダル無しバイク。
人気の火付け役「ストライダー」が有名ですが、総称を「キッズバイク」、「バランスバイク」、「ランニングバイク」などというそうです。
今や三輪車に一度も乗らずに、ストライダーに慣れてから自転車にいきなり乗れちゃう子が多いですよね。

2年前、息子も誕生日に義母からメタリックレッドのランニングバイクをプレゼントしてもらいました。
始めこそバイクにまたがってこわごわ歩いていましたが、数週間も経つとすっかり慣れて公園内をスイスイ漕げるようになりました。
4歳になって大きくなったトラにはもうそろそろ買い替え時期だけれど、お気に入りの、大切なバイク。

そのバイクが...ない。
置き場所は決まっていてベランダ、ドアの前、または車のトランクの中しかないのに、どこにもない。



最後に乗ったのはいつ?必死で思い出す

「ママ、トラのバイクは?」
公園に行くときに息子に聞かれて、何の疑いもなく
「車のトランクの中だよ、でもパパが車に乗って行っちゃったから今日はお散歩にしよう。」
と答えたものの、歩きながらだんだん不安になってきました。
確か昨日の買い物の時、トランク開けたけど何も入っていなかったような...

ガーン。
思い出した。
日曜日に大きい公園で遊んだあと、夫がバイクを駐車場まで運んでくれた時、私がトランクに息子を立たせて着替えさせていて...「ここに置いとくね」って言われたあと、トランクに積んで...ない。
駐車場に置き去りにしてきてしまった。しかも10日経ってる。

息子の大切なものを置いてきてしまったこと、更にそれを今まで気づかなかったことにショックのダブルパンチで、かなりブルーになりました。
マンガだったら、「ダメ母」という大きな文字が私の頭上にずっしり乗っかっているイメージ。
夫に話したものの、ショックで泣いてしまうであろう息子には(いや、私も半べそだけどさ、)伝えられず、まずは夫と探してみることにしました。

 

先ずは電話で問い合わせてみたものの...

近所の公園ならすぐに走って行って探せますが、あの日は車で1時間もかかって行った公園。
人の少ないところを狙って行ったのが今となってはあだに。
その公園は、駐車場の隣に小さな博物館がありました。
すぐに夫が電話で問い合わせてくれましたが、
「落し物、忘れ物で届いてませんねぇ~。」
とのこと。
え~。ちょっと駐車場見てきてくださいませんか?
...とまでは、言えなかった...。




最寄りの交番へ電話

公園の最寄の交番をネットで探して電話しました。
対応してくださったのは(多分)年配の男性警察官でした。
私の沈んだ声に優しく丁寧に対応してくださいました。

先ず、①何をいつどこに忘れてきてしまったのか。
とても細かく聞かれます。バイクの色や、メーカー、何時頃公園の駐車場のどこに?など。
そして、それに気づいた日時も聞かれます。
無くし物・忘れ物に気づいて警察に電話するときは、だいたいとても慌てていると思いますが、
せめてこの①~③は思い出してから落ち着いて電話をかけた方が良いと思います。

そして、防犯登録をしているか聞かれました。
あぁ、そうか、防犯登録。
そういえば自転車を買うと、必ずその場で防犯登録の手続きをして番号のついてシールが貼られますよね。
「...していません。プレゼントしてもらって、そのままでした。」

「そうかぁ。では、そのバイクに名前は書いてある?」
おぉ...名前も書いていない。
でもさ、息子が乗っているバイクに名前を書いて、悪い人が見たらと思うと怖くて書けないんですよね。
「書いていません。」

防犯登録も名前もない息子のバイク。
それでも、盗難届を出すことを勧められました。
受理番号をもらうことで、息子のバイクの詳細と私の連絡先がずっと保管され、もしどこかでバイクが見つかって警察に届けられたときに連絡ができるからだそうです。
「もしかしたら誰かがちょっと借りていってしまったかもしれないけど、どこかに置いてあるのをまた別の人が見つけて届けてくれる可能性だってあるからね。そんなに気を落とさないでね。ちゃんと番号を受理したから。」
と優しく声をかけてくださいました。

 

防犯登録って必要?

後で調べたのですが、ストライダーを代表とするランニングバイクは、自転車の部類には入りません。

自転車とは
ペダル又はハンド・クランクを用い、かつ、人の力により運転する二輪以上の車であって、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のものです。

したがって自転車に義務付けられている防犯登録はしなくても良いのですが、希望なら自転車屋さんへ持って行けば600円で手続きができます。
登録しても、無くした場合に必ず見つかるという保証はないけれど、今回の事があって、防犯登録をしておいたら良かったなぁと思いました。
防犯登録のシールがついていると、『防犯に気を付けてる感』が出る...?



知らなかった。保険のこと

自転車ではないランニングバイク、当然、公道を走行するのは禁止です。
ヘルメットを被って広い公園で遊んでいても、いつどんな怪我や事故になるかはわからなくて心配ですね。

気になって調べてみました。
ランニングバイクに乗っての自分の怪我には、「普通傷害保険」、
物を壊したり相手を怪我させてしまう場合にはご加入の保険に「個人賠償責任特約」をつける、または自転車保険に加入するのがよさそうです。

わかりやすかったサイトを以下にご紹介します。

・自転車保険でストライダーや三輪車での事故は補償されるのか?

・おとなの自動車保険 補償選びのヒント

・ランニングバイクの事故対策|自転車保険は適用される?

 

いよいよ息子に告白

次の土曜日を待って、夫が公園へ探しに行ってくれました。
駐車場も、公園全部もまわってみてもらいましたが、残念ながら息子のバイクは見つかりませんでした。
先日電話対応をしてくださった警察の方がおっしゃったように、ちょっと借りて乗って行ってしまったバイクが、どこかで見つかるといいな...。
それか、正直なところ、もう小さくなったバイクをそろそろ買い替えようとしていたので、
誰かが乗って行ったとしても、その子がたくさん乗って遊んでくれているといいな...。




さて、いよいよ息子に告白する時が来てしまいました。
「あのさ、トラのバイクなんだけど...」
バイクがないと気付いた時から今までで一番ブルーになる瞬間でした。
バイクがないこと、この前行った公園に忘れてきてしまったこと、一生懸命探したけどやっぱりないこと。
ゆっくり丁寧に説明して、謝りました。
「トラのバイク、無いの...。そうなんだぁ。」
小さな声で、でもはっきりと理解したようでした。
数日経って、息子が「トラのバイク、忘れてきちゃったから無いね。新しいバイク、買ってね。」
と言いました。
予想外に息子は泣きも怒りもせず、新しいバイクの話をしましたが、少し悲しい顔だったのが私にはとても痛かったです。

また大好きな赤いバイクを買います。
今度はペダルのある、自転車。
もう絶対に忘れたりしないし、防犯登録もするね!!

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