絵本の読み聞かせを幼少期から頑張っている親御さんも多いですよね。
SNSでは1日20冊!が目標という方を見かけたこともあり、読み聞かせに対する重要度が高まっていると感じる一方、あれだけ頑張って読み聞かせをしていたのに、他のことに興味が行ってしまい本を読まなくなった・・と嘆く親御さんの声を聞くこともあります。
読書をしてほしいと思うのはどうして?
本を読むメリットとしては
・読解力がつく
・語彙力が上がる
・想像力が豊かになる
といったことが上げられると思います。
読書時間と学力の調査で読書好きな児童生徒ほど教科の学力が高いという結果もあります。
小学校のテストを見るとわかるように、国語以外の算数・理科・社会どの教科でも文章を読み取る力がないと間違えてしまう問題がでてきます。
計算問題は間違えないのに、文章問題になると間違えてしまう。こういった場合、国語力、読解力の力をつけなければ!と思う保護者の方も多いのではないでしょうか?
また、読書をするとストレスの軽減になるという研究結果もあるように、読書をするといいことがたくさんあります。
読書に興味がないのはなぜ?
・文字を読むことが面倒
・熱中する本がない
・スマホ・ゲームなど本よりも興味があるものがある
スマホゲームや動画など、楽しいことを知っている子にとっては本を読むことに興味を持つことはなかなか難しいですよね。
小学1年生では「音読」の宿題が多いと思います。本を読むことに興味がない子にとっては、文字を読むことがとても面倒。適当に済ませたくなってしまう宿題の1つです。
また、音読の宿題は現代の忙しい親にとっても面倒な宿題。でも「音読」を行うことは、目で見る・自分で話す・自分の言葉を聞くの3つが同時に行える重要な宿題です。
読書に興味がない子でも音読の宿題で文章を「正確」に読むことができる力を育てることはとても大切です。
書いてある文字以外の言葉を使って読んでいる場合や漢字を間違えて読んだり、接続詞の意味がわからないため、文章の意味合いが逆になってしまっているということもあります。これは宿題を確認することで防げるため、毎回ではなくてもよいので、音読がしっかりできているかは確認してあげてほしいなと思います。
本を読むことが面倒に思うお子さんは、「読む」ことは、この「音読」の時間だけでもいいと思います。
長く時間を取らなくてもよいのでこの宿題を利用して「読む」ことの習慣を持続することは大切です。
本を読んでほしい・興味をもってほしいという思いがありつつも子どもに興味を持たせることが難しい状況の場合におすすめなのが「オーディオブック」です。
文字を読むことが面倒なお子さんでも寝る前に聞く時間を取ることはできますよね。
今はいろいろな本のオーディオブックがあることはご存じでしょうか?
有名な俳優さんたちや声優さんたちの声を聞きながら眠りにつくことは大人でもいいな。と思いませんか?
オーディオブックをお勧めする理由
・語彙力の向上
・文章を読む「間」がわかる
・想像力が豊かになる
・「聞く」力がつく
絵本や本は、日常では使わない言葉がたくさん出てきます。それを聞くことで、語彙力の向上が見込めます。一緒に聞いていると、お子さんからわからない言葉の質問もでてくるでしょう。そうやって少しずつ言葉を増やしていくことが可能です。また、子どもは耳がいい。と言いますが言葉の発音や文章を読む「間」が自然と身に付きますし、文章をしっかり聞き取ることができると、その文章の意味を理解し想像力も豊かになります。
小学校の国語のテストに「聞き取り」テストがあることはご存じでしょうか?文章を聞いて(メモは取ってもいいです。)問題に答えていくというテストです。
子どもたちは聞いて、要点を理解して問題に解くということをしなければいけません。いつもの国語のテストは問題ないのに・・聞き取りテストになると途端に間違えることもあります。そういった意味でも「聞く」力を育てることはとても大切だと思います。
本を読む時間がない。本に興味がないというお子さんの寝る前の10分~15分を活用してみるのはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、読み聞かせをしていたのに、本を読まなくなってしまったお子さんに少しでも興味をもってもらうように「オーディオブック」をおすすめしましたが、本が大好きなお子さんや、小さいお子さんの読み聞かせ変わりに使用してもよいと思います。また、子育て中のお母さんの癒しの時間にもピッタリです!
興味のある方は調べてみてくださいね!
エイターママ
小5娘の母。元塾講師。