前回の話
カオリさんのお母さんが、兄嫁であるみずほさんに対して嫁いびりしていた問題は、従姉のよっちゃんやカオリさんの婚約者隆明さんの一芝居で解決の方向へ動き出しました。ところが浮かない顔をしているのはただ一人、兄の憲一さんです。憲一さんは、昔からずっとみずほさんの事が大好きで片想いしていました。大好きな人と結婚して一生守るはずだったのに、辛い毎日のみずほさんを放置してきた自分自身に落ち込んでいる様子です。憲一さんは、みずほさんの思い出を語り出しました。
実母が嫁いびり義母になっていた［４６］妻に対する相反する２つの気持ち
「学生のときから好きだった人と結婚なんて、素敵じゃないですか。」と隆明さんに言われ、「あぁ。ＯＫ貰った時は本当に嬉しかった・・・同級生に結婚報告した時も誇らしくてさ。」と憲一さんは言います。
「失礼を承知で言いますが、お義兄さんは、みずほさんにコンプレックスのようなものがあったんじゃないですか？」という隆明さんの言葉に思わず「コンプレックス？」と繰り返したよっちゃん。
隆明さんは自分の考えを話しました。「いい学校に進学もできたはずのみずほさんを結婚という形で家に縛ってしまったという負い目と、両親を亡くしてしまったみずほさんを救ったという自負。」
「お義兄さんには、相反するような２つの気持ちがあったのかなって。」
隆明さんの言葉を聞いて、憲一さんは考えていました。
次の話
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：dechi
