前回のお話

小学生と中学生の兄弟のママであるいながかんじさんから、長男くんが思春期にさしかかった時のお話[9・前編]です。
思春期を迎えやたらと理屈っぽかったり面倒くさいなと感じることが増えてきた長男くん。今回は長男くんが低学年の頃、通学路を通らずに遠回りして下校していた時のお話です。長男くんが遠回りして下校する理由・・一体何があったのでしょうか?

思春期の子と母にエールを送らせてほしい[9]前編 ~耳を疑ったいじめっこの正体~




まだ長男が低学年の頃の話です。
ある時期、通学路を通らず遠回りして逆方向から帰って来る日が続きました。

どうせ寄り道しながら遊んで帰って来ているのだろうと、
気に留めていませんでした。
しかし、大事な用があり早く帰るよう約束した日も、
遠回りして帰ってきたので、
流石に問いただすことにしました。

すると長男は、
タケシ君に「オマエは、この道を通っちゃいけない。」と言われていると話しました。

時間がなかったので、無理に通ろうとすると、叩かれて突き飛ばされたと言います。
その話を聞いた時、耳を疑いました。・・・あのタケシ君が!??

なにせ、タケシ君は礼儀正しく、しっかりしていて、優等生。
とても、そんな事をするような子には思えなかったのです。

翌日、担任の先生に相談してみました。

・・・事実でした。
当時の担任は、「タケシ君もよくわかっていないようで、悪気は無かったようです。」
と、言いました。

その後も、タケシ君に仲間外れにされたり、悪口を言われる事がたびたびありました。

・・・我が子が辛い思いをすると、
自分がされるよりも胸が痛くなるのは、なぜでしょう。
その頃は、本当に毎日モヤモヤした辛い気持ちで過ごしていました。

ある参観日の帰り道、偶然会ったママたちと帰っていると、
同じ悩みを抱えたママさんが、話し出しました。

すると、上に兄弟のいる先輩ママさんが教えてくれました。

どうやらタケシ君の一家は兄弟で有名で、
大人の前ではとても良い子なのに、
ターゲットを次々変えて、陰湿ないじめをする子達なのだと言う事でした。

中には、
タケシ君のいじめに苦しんで、学校に行けなくなった子もいると聞きました。

その話を聞いた時、
辛かったモヤモヤが、少し晴れたのを覚えています。
こんなに日々悩んでいたのは、うちの親子だけじゃなかった!

同時に、学校に行けなくなるまで苦しんでいる子が気の毒で、
深刻だと感じました。
親子でどんなに心を痛めていることでしょう。

耳を疑ったいじめっこの正体、タケシ君。
彼の陰湿さは、月日が経っても無くなることはありませんでした。

[9・後編]に続きます。

いながかんじ
小中学生 兄弟の、喪女母です。よろしくお願いします。
Instagram:いながかんじ(@inagakanji

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タケシ君・・なんて意地悪な子なのでしょう!学校に行けなくなってしまうまで意地悪するなんて・・そして息子くんにまで意地悪な火の粉が降りかかるとは・・!!我が子の辛い思いで胸が痛くなるいながかんじさんの気持ち・・わかります!本当に・・許せません!!
[ママ広場編集部]

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