[9]嫁いびり義母|体調が悪いはずの義母は家事を嫁に押し付け「迎えは15時ね」優雅にお出かけ。

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前回のお話

結婚を前提におつきあいしているミナさんと伸介さん。両親との顔合わせの場を設けるも、早くに両親を亡くし、出席するはずだったお姉さんが欠席になると義母は文句タラタラ!お金のことばかり質問する義母に疲れ切ったミナさんに、「結婚したら一緒に実家で暮らさない?」と言う伸介さん。「無理だったらすぐ解消すればいい」と押し切られしまい、結果同居することに。結婚式では、親族達と両親のいないミナさんの話で盛り上がる義母を見て、同居が不安になったミナさん。同居生活では、家事をしてもらうからと毎月10万円を義母に渡していましたが、一か月後にはミナさんのお給料も預かると言い出してビックリ!さらに一か月後、腰が痛いとかめまいがすると言っては、掃除や食事の支度をミナさんに頼むようになり、どんどん負担が増えてしまい、伸介さんに手伝ってくれるよう頼むも「家事のメインは女性」と言い出す始末。後日、ミナさんが作った夕飯を、さも自分が作ったかのように言う義母を見てうんざり。その翌日、朝ごはんを準備した後、一緒に観に行く約束していた映画がゴルフで行けないと言う伸介さんにミナさんが文句を言うのを聞いていた義母が「男性のお付き合いに口を挟むなんて、ご両親がいないから?」と言い出し、ミナさんは思わず謝りました。

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「お友だちと約束があるから車で送って」常に優位な義母

翌日。朝ごはんを作るのもやっぱり私。支度ができたと声を掛けると、最初にやって来たのは義父でした。その後、眠そうに起きてきて、朝ごはんもいらないと言う伸介は、勝手に約束を破ってゴルフに行くと言い出し、「久々にひとりで行こうかな」と思っていると、話を立ち聞きして「男性の付き合いに口を挟むなんて」「ご両親がいないから?」と言う義母の権幕に、思わず謝ってしまいました。

そして週末。
「行ってきまーす」伸介が出かけて行くのを「気をつけてね」と見送った私。すると、「ミナさ~ん、私、少し体調が悪いみたいなの。お洗濯とお掃除してくれない?」義母の言葉に「はい・・」と返事をしました。

その後、家族全員の洗濯をし、全部屋に掃除機をかけ、義母に言われて紅茶を入れました。私が家事をする間、体調がわるいはずの義母はメイクをしたり、洋服を選んだり・・そして私がいれた紅茶をゆっくり飲むのでした。

義母に言いつけられたことを終えた私が「やっと終わった。まだ時間あるし・・映画ひとりで見に行こうかな」と思っていると、「ミナさん、私、お友だちと約束があるのよ。車で送ってくれる?」義母にそう言われ、「映画行く前に送れるかな」と思い、「はい」と返事をしました。

そして到着。
「ここでよかったですか?」待ち合わせ場所の豪華なお店の前で車を停めてそう言うと、「うん、ありがと。迎えは15時ねー。よろしく」という義母に、「あっ私、えい・・」と驚く私。

でも義母の耳に私の声は届かず、「バタンッ」とドアを閉めて車から降りてしまいました。「家に帰ってもすぐお迎えの時間になるし・・映画・・諦めてお昼食べに行こうかな」と中途半端な時間に頭を悩ませたのでした。

週末になり、そそくさとゴルフに出かけて行く伸介を見送ると、義母に洗濯と掃除を頼まれました。「いつものことか」と思いながら家事を終えると、義母に車で送ってほしいと言われ騒然!「映画を見に行く前に送れるかな」そう思い引き受けたものの、「迎えは15時」と指定され、映画を見に行くはずが、中途半端な時間のため、「映画諦めてお昼食べに行こうかな」と頭を悩まされていたのでした。

体調が悪いという理由で全ての家事をミナさんに代わってもらったはずの義母。ご機嫌でお出かけなのですね。ミナさんはゆっくりとひとり時間を満喫することもできないのでストレスが募りますね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi

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