[208]元夫と語り合う未来を想像。離婚後の妻に心境の変化。妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

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前回のお話

同窓会で元彼女ジュリ実さんと再会したことがきっかけで、心が不安定なジュリ実さんを気にかけ次第に振り回されるようになってしまった夫のろみ緒さん。妻のめいさんはそんなろみ緒さんを信用できなくなり離婚を決意。離婚で家族の大切さを痛感し自分の行いを深く後悔しているろみ緒さんは、離婚後のめいさんと娘のあかりちゃんを全力でサポートしました。めいさんはまだろみ緒さんを許すことはできないものの、ろみ緒さんの行動に誠意を感じ「家族3人で海に行きませんか?」という提案を受けました。めいさんは、家族の思い出の海を見ながら離婚までのことを振り返りました。めいさんとろみ緒さんは、あかりちゃんが成人したら離婚について話すこと、もし理由を聞かれたらろみ緒さんから説明することを離婚後の話し合いで決めていました。その話し合いの際、養育費と生活費を多めに送ってくれるろみ緒さんをめいさんが気にかけると、「俺にできる事はこれくらいしかないので」と言ったろみ緒さん。その言葉を聞き、家族の思い出の詰まった家で一人で生活しながらろみ緒さんは何度も何度も自分のしてしまったことを後悔したのだろうとめいさんは思いました。

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妻は2番目に好きな人

家族の思い出の海に、離婚した元夫ろみ緒さんと娘のあかりちゃんと3人で訪れているめいさん。めいさんが海を見ながらこれまでのことを思い返していると、「あっお父さん後ろ」と突然あかりちゃんがろみ緒さんの後ろを指差しました。

ろみ緒さんが「えっ後ろ?」と言いながら振り返ると、あかりちゃんがいたずらっぽく笑いながらそっと片足を上げました。

そして「膝カックン!!!」と言いながら、あかりちゃんがろみ緒さんに膝カックン。あかりちゃんは昔からお父さんとこうやって遊ぶのが大好きでした。

あかりちゃんに膝カックンされ「うんべぇぇぇぇ」と驚きの声を上げるろみ緒さん。めいさんはそんな二人のじゃれあいを見て「なにやってるの」と微笑ましく思います。

離婚危機のときには考えられなかったような穏やかな時間を過ごしながら、めいさんは思いました。「後悔しても取り返しがつかなくなることもある・・。とはいえ」

「人生何が起きるか分からない。このまま別々の道を歩むかもしれないし」

「老後2人で『こんな事があったね』と語り合っているかもしれない」とめいさんは思いました。今の時点ではろみ緒さんとやり直すことはまだ考えられないものの、ろみ緒さんを許せる日が来てまた一緒に暮らす未来もあるのかもしれないと思えてきためいさんです。

別れた元夫ろみ緒さんと娘のあかりちゃんと3人で思い出の海を訪れためいさんは、楽しそうにじゃれあうあかりちゃんとろみ緒さんを見て微笑ましく思います。穏やかな気持ちでろみ緒さんと接することができるようになってきためいさんは、「このまま別の道を歩むかもしれないし、老後に『こんな事があったね』とろみ緒さんと語り合っているかもしれない」と思います。
めいさんの今の気持ちは、離婚を選んだからこそですよね。離婚は失うものもあれば得られるものもあるのですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
めいさんの穏やかな表情が印象的ですね。

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