[207]家族の思い出が詰まった家で、取り返しのつかない現実をかみしめる元夫。妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

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前回のお話

同窓会で元カノのジュリ実さんと再会したことがきっかけで、徐々にジュリ実さんに振り回されるようになっていった夫ろみ緒さんへの信用を失い、その結果として離婚を選んだ妻めいさん。傷つき、ジュリ実さんからのストーカー行為に怯えたことなどを振り返り、離婚は必然だったと思うのでした。離婚してから、ろみ緒さんは「俺にできる事はこれくらいしか」と言って、毎月の養育費と生活費をたくさん送り続けてくれていました。

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妻は2番目に好きな人

離婚後、めいさんは娘あかりちゃんを連れて実家に帰りましたが、ろみ緒さんは次の引越し先が決まるまでの間、それまで家族で住んでいた家にとどまっていました。

妻と娘と3人で過ごした家に、たった一人で「ただいま・・・」と会社から帰宅するろみ緒さん。もちろん、返事をしてくれる人は誰もいません。

思い出がたくさん詰まった家で、ろみ緒さんは楽しくすごした家族の面影を感じていました。

ろみ緒さんはきっと何度も何度も後悔したと想像してる通り、ろみ緒さんは家のあちこちで楽しかった家族の時間を思い出しては、それを壊してしまった自分の行動を後悔していたのでした。

家族も夫婦も、『絶対』はないと、めいさんは思いました。積み重ねてきたことが、いとも簡単に壊れることもあるのだと、身をもって理解したからです。

後悔しても、取り返しがつかなくなることもあるのだという現実を、めいさんも、そして家族の思い出のアルバムを抱きしめて涙するろみ緒さんも、かみしめていました。

自分の行動の結果、そして自分で決断した離婚だと分かっていても、家族との楽しかった思い出ばかり思い出されて、ろみ緒さんには後悔しかなく、涙が止まらないようですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
家族3人の思い出がたくさん詰まった家。「ただいま」と言ってももう誰も返事をしてくれません。時は戻らないのだという現実が突き刺さりますね。

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