[192]元カノ夫婦が海外転勤と聞き体調を案じながらも安堵を覚えてしまう妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

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前回のお話

子どもの頃にテストの点数が悪いと母親に公園に置き去りにされるという教育虐待を受けていたジュリ実さんは、夫のめが根さんから別居されたことでトラウマがよみがえり心が不安定になってしまい、同窓会で再会した元彼のろみ緒さんに依存し、結果的にろみ緒さんと妻のめいさんの関係を壊してしまいました。後からジュリ実さんのトラウマを知っためが根さんは、ジュリ実さんがろみ緒さん家族にしてしまったことは自分にも責任があると感じ、ジュリ実さんの気持ちにちゃんと寄り添うようになりました。夫婦での話し合いを重ねるうちに過去のトラウマと向き合い始めたジュリ実さんでしたが、そのせいでストレスがかかり嫌な記憶がフラッシュバックしたり母親の幻覚に悩まされれるようになりました。後日めが根さんと会った際にめいさんはジュリ実さんの状況を尋ね、ジュリ実さんがトラウマに苦しんでいたことを聞き「大変でしたね」と同情しましたが、本当はもう自分のところへジュリ実さんが来ないか知りたくて状況を聞いたのでした。

1話目から読む

妻は2番目に好きな人

ジュリ実さんがもう自分のところへ来ないかどうかを知りたくてめが根さんにジュリ実さんの近況を尋ねためいさん。嫌な記憶のフラッシュバックや母親の幻覚に悩まされたというジュリ実さんの状況を聞き「奥様の体調心配ですね」と表面は心配そうな素振りをしました。めが根さんはまたジュリ実さんの状況について話し始めました。「トラウマと向き合ったことで」

「一時期かなり心が不安定でしたが、今はだいぶ落ち着いています」と話しためが根さんは、「あの・・」と切り出しました。

「近々海外に転勤になるので、その前にきちんと会って謝罪したいと思いました」と言って、めが根さんは改めてめいさんに頭を下げました。めが根さんがめいさんを呼び出したのはこれを伝えるためだったのです。

「転勤なんですね。今の状況を考えると環境が変わるのはいい事かもしれませんね」とジュリ実さんの心配をしつつも、心の中では「海外行くのか。安心だわ」とホッとしていためいさん。

しかし、めが根さんは浮かない表情で「・・実はそうとも言えない状況でして・・」と言うので、めいさんは「え?」と驚きます。

教育虐待のトラウマと向き合い、母親とは縁を切り前に進み始めたジュリ実さんでしたが、ある日突然母親に待ち伏せされたのでした。

以前ジュリ実さんから待ち伏せやつきまといをされ恐怖を感じた経験のあるめいさんは、めが根さんからジュリ実さんの状況を聞き体調を心配しますが、それと同時にジュリ実さんがまた自分に会いに来ないかを探っていました。めが根さんから近々海外に転勤すると聞き安堵するめいさんでしたが、めが根さんは浮かない表情。実は、縁を切ったはずのジュリ実さんの母親に待ち伏せをされたのです。
縁を切ってようやく母親の呪縛から逃れられると思っていたはずのジュリ実さん・・。そう簡単には縁を切らせてくれないようですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
待ち伏せしていたお母さん・・表情がとても険しいですね。

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