[184]妻の心が不安定になった原因は「親に背く子供には価値がない」と言い切る母親にあった。妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

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前回のお話

親の反対で結婚を諦めたろみ緒さんとジュリ実さんは、数年後にお互い別の相手と結婚しました。しかし、精神的に不安定だったジュリ実さんは夫めが根さんとの関係がうまくいっておらず、同窓会で再会したろみ緒さんに依存するようになりました。ジュリ実さんを心配するろみ緒さんは呼び出されるたびに妻のめいさんに嘘を重ねてしまい、めいさんはろみ緒さんを信用できなくなり結果的に離婚することになってしまいます。ジュリ実さんがろみ緒さんを頼るのは自分がジュリ実さんに幸せを感じさせられないからだと責任を感じていためが根さんは、めいさんがろみ緒さんと離婚したと聞き申し訳なく思います。めいさんがめが根さん夫婦の状況を聞くと、めが根さんが過呼吸になったジュリ実さんの元へ駆けつけた日のことを話し始めました。ろみ緒さんに拒絶されてショックを受けるジュリ実さんを見て「俺はちゃんとジュリ実と向き合っただろうか。もっと寄り添う必要がある」と強く思っためが根さんは、以前ジュリ実さんに渡されたペアルックの服を着て「話をしよう」と言ってジュリ実さんの部屋のドアをノックしました。

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妻は2番目に好きな人

ジュリ実さんとしっかり向き合い気持ちに寄り添おうと覚悟を決めためが根さんは、以前は恥ずかしくて断ったペアルックの服を着て「話しをしよう」と言ってジュリ実さんの部屋のドアをノックしました。ジュリ実さんが暗い顔でドアを開けました。

ドアを開けたジュリ実さんは、めが根さんがペアルックの服を着ていることに気づくと「わぁ!わぁ凄いやぁ」と驚きながら喜びました。

部屋から出てきたジュリ実さんは、めが根さんとお揃いの服に着替えると「母親が怖いよぉ。置いていくよぉ」と涙ながらに幼少期のことを話し始めました。

話を聞いていくうちに、ジュリ実さんの心が不安定な原因にジュリ実さんの母親が関係していることがわかっためが根さん。ジュリ実さんは小さい頃に、テストの点数が悪いと公園に置いていかれるなどの教育虐待を受けていたのです。

ジュリ実さんの過去のトラウマを聞いためが根さんがジュリ実さんの実家へ行き話しを聞くと、ジュリ実さんの母親は信じられないことを言ったのです。

ジュリ実さんの母親は、「あの子のためにやった事だけど?何が悪いの?親に背く子供には価値がない」と悪びれもせず言い放ったのです。

ジュリ実さんとしっかり向き合うため、ジュリ実さんの気持ちにもっとちゃんと寄り添うと決めためが根さんは、以前は恥ずかしくて断ったペアルックの服を着てジュリ実さんとの話し合いに臨みました。めが根さんの服を見たジュリ実さんは驚きながらもとても喜び、話していくうちに少しずつ心を開き、子どもの頃に母親から教育虐待を受けていたことをめが根さんに話しました。ジュリ実さんの心が不安定なのは母親が関係していると知っためが根さんは、ジュリ実さんの実家に話しを聞きに行きますが、ジュリ実さんの母親はジュリ実さんにトラウマを植え付けたことに対し全く悪びれることなく「あの子のためにやった事。何が悪いの?親に背く子供には価値がない」と平然と言い放ったのです。
お母さんから「価値がない」と言われて育ったジュリ実さん。こんな家庭環境では精神的に不安定になってしまうはずですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
ジュリ実さんのトラウマをめが根さんが癒してくれますように。

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