[179]結婚指輪に元カノの影を感じてしまう。離婚の意思が固まった妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

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前回のお話

親の反対で結婚できなかったろみ緒さんとジュリ実さんは、数年後にお互い別の相手と結婚。ろみ緒さんはめいさんとの結婚を決めた頃はまだ元彼女ジュリ実さんのことが忘れられておらず、ジュリ実さんに渡したかった結婚指輪をめいさんに贈っていました。娘のあかりちゃんが生まれ家族との時間を過ごすうちにろみ緒さんの一番大切な人はジュリ実さんからめいさんとあかりちゃんになっていきましたが、同窓会でジュリ実さんに再会してからろみ緒さんの幸せな生活が崩れ始めます。夫めが根さんとの関係がうまくいっていなかったジュリ実さんはろみ緒さんに依存するようになり、ろみ緒さんの一番は自分だと思い込み暴走するジュリ実さんは、妻のめいさんに「あなたは2番目」と告げます。ろみ緒さんのことが信用できなくなっためいさんは離婚を考えますが、お父さんのことが大好きなあかりちゃんからお父さんを奪う選択をすることに葛藤します。あかりちゃんの気持ちを優先しようと思いつつも自分の気持ちが抑えることが難しくなっためいさんは、離婚についての話し合いの最中に涙が溢れます。めいさんの苦しみを察したろみ緒さんは自分の気持ちに反するものの自ら「離婚しよう」と言いますが、その直後これまでのストレスでめいさんが体調不良になってしまい話し合いは中断。その後入院することになっためいさんは、一人の時間ができて自分の気持ちとじっくり向き合います。ろみ緒さんから離婚を切り出された時に正直ホッとした自分の気持ちに気付いためいさん。一度は別居を考えたもののうまくいく未来が見えず、今自分たちがすることは夫婦の再構築ではないという考えに至りました。

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妻は2番目に好きな人

ストレスで入院することになってしまったものの幸い症状の軽かっためいさんは、一人の時間ができ結婚、夫婦の在り方についてじっくり考えていました。自分たちの結婚生活の始まりを振り返るめいさん。

めいさんとろみ緒さんの結婚生活の始まりは、ろみ緒さんが元彼女であるジュリ実さんを想って贈った指輪でした。結婚後何年も経ってからその事実を知ってしまっためいさん。

「指輪の事も再会後の行動も神経を疑うし許せないけど・・」と、ジュリ実さんに贈るつもりだった指輪をめいさんに贈ったことや、同窓会で再会したジュリ実さんに頼られ放っておけず会っていたことはやはり許せないとめいさんは思いました。

しかし、「どうしたって過去は変える事はできないし、ろみ緒を責め続けても何も変わらない」と、許せない気持ちはあるものの、ろみ緒さんを責めても何も変わらないと冷静に考えます。

そして、めいさんは自分が今一番何が嫌なのかを考えると、答えが見えてきました。

めいさんは、自分たちの結婚の始まりがジュリ実さんを想って贈られた指輪だったことでジュリ実さんとの縁ができてしまったと感じ、それがどうしようもなく嫌だったのです。

めいさんは「この縁を切らないと前に進む事ができない。だから今するべき事は『離婚』する事だ」と思いました。

入院中に一人でゆっくり考える時間ができためいさんは、自分の気持ちにじっくり向き合っていました。自分たちの結婚生活の始まりが、ろみ緒さんがジュリ実さんを想いながら自分に贈った指輪だったと振り返っためいさんは、その指輪のせいでジュリ実さんとの縁が出来てしまったように感じ、そのことをどうしようもなく嫌だと感じている自分の気持ちに気付きます。めいさんは「この縁を切らないと前に進む事ができない。だから今自分がするべき事は離婚することだ」と思いました。
元彼女の存在を感じ続けながら夫婦でいるのは辛いですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
ろみ緒さんとめいさんの結婚生活は、始まりから爆弾を抱えていたのですね。

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