[168]夫を信用できない妻はこの先も一緒にやっていけるのか考える。妻は2番目に好きな人|岡田ももえと申します

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前回のお話

同窓会で再会した元彼女ジュリ実さんによる依存が次第にエスカレートし、どちらの夫婦も離婚危機に陥ってしまったろみ緒さんとジュリ実さん。ろみ緒さんは、妻のめいさんに結婚指輪を贈った時はまだジュリ実さんを忘れていなかったと認めた上で、それでもめいさんを想う気持ちに嘘はないとまっすぐ気持ちを伝えました。今は家族が一番大切だと切々と語るろみ緒さんの言葉に嘘はないと感じているめいさんですが、その言葉をすんなりと受け入れることが出来ません。

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妻は2番目に好きな人

「今一番好きなのはめい。2番目なんて思ってない」「めいとあかりが何より大切」と切々と語るろみ緒さんの言葉を聞きながら、その言葉に嘘はないと感じつつも「今はまるで知らない人のように見えるろみ緒をこの先信じる事ができるんだろうか」と冷静に考えていためいさん。

娘のあかりちゃんが生まれたばかりの頃に、疲れ果てていた自分を優しく気遣い労わってくれたろみ緒さんを思い返すめいさん。

めいさんは「今までろみ緒と一緒に乗り越えてきた時間があるのも事実で・・」と、これまで2人で乗り越えてきた様々なことを思い出します。

そして、後から後悔したくないと思っためいさんは、ろみ緒さんに聞きたかったことを切り出しました。「『私とジュリ実が溺れてたら』って質問に」

「どっち助けるか分からないって答えたんじゃ?」と、以前ジュリ実さんに言われたことをろみ緒さんに確認しためいさん。「えっ?」と言ってきょとんとするろみ緒さんに、めいさんは「元彼女が言ってたけど」と言いました。

すると、ろみ緒さんは「言ってないよ?」と答えました。ジュリ実さんが「どっち助ける?」とろみ緒さんに聞いたとき、ろみ緒さんは「わからない」ではなく、「えっ?何その質問」と答えていたのです。

このときジュリ実さんは、ろみ緒さんが「妻を助ける」とはっきり答えなかったことを「普通奥さんって答えるのに言わない。やっぱりろみくぅの1番は私なんだぁ」と勝手に自分に都合よく解釈していたのです。
ろみ緒さんがどれだけ家族を大切に思っていて、一番好きなのはめいさんだと言っても、その気持ちに嘘はないと感じているものの心から信用することができないめいさん。今のめいさんはろみ緒さんが知らない人のように見えてしまい、そんなふうに感じてしまう夫のことをこの先信じる事ができるんだろうかと考えます。めいさんはこれまで2人で色々なことを乗り越えてきた日々を振り返りながら、後から後悔しないように聞きたいことは全て聞いておこうと思い、以前ジュリ実さんに言われたことを聞いてみました。「奥さんと私が溺れていたらどちらを助けるか?」という質問にろみ緒さんが「分からない」と答えた、とジュリ実さんから聞いていためいさんですが、ろみ緒さんは「言ってない」と答えます。実は、ジュリ実さんの質問に「え?何その質問」とろみ緒さんが答えたことを、ジュリ実さんが自分に都合よく解釈し「普通は奥さんって答えるのに言わないということは、やっぱり私が1番なんだ」と受け取り、それをめいさんに伝えていたのです。
後悔しないように聞きたいことを全て聞こうと決めためいさん。これが離婚するかしないかの判断材料になるのでしょうね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!

[編集コメント]ママ広場編集部
ジュリ実さんがめいさんに伝えたのは、ジュリ実さんが都合よく解釈したものだったのですね。

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