孫を傷つけることは許さない

お金さえあればハルトを幸せにできると思っている修二と恵理子さん。5年間連絡すらしてこなかったことを指摘すると、養育費を払っていたと強気でしたが、1円も使われていないハルトの預金通帳を誠一が叩き返すとさすがに言葉に詰まっていました。親子でやり直したいのならまずはここに通ってハルトとの関係を築くべきだと修二たちに告げると、2人は猛反発。
「ハルトを返して」「俺たちが両親だぞ」と言う2人に夫が「突然押しつけるような真似したくせに、よく奪わないでなんて言えるな」と反論すると、恵理子さんは「こんな田舎で暮らしてるお義父さんには、私たちの仕事の価値がわからないんですね」と腹立たしそうに言いました。

それを聞いていた誠一が「仕事の価値?」と割り込んできました。さすがに聞き捨てならなかったのでしょう。「すごい仕事をしていることと、親としての義務を放棄することに関係があるとでも?お前たちが親としてやってきたことを評価できるのは、ハルトだけだ。そしてお前たちは、今そのハルトに拒否されている」とまくし立てる誠一に続き、私も「ハルちゃんを、連れて帰るつもりなの?」と2人に詰め寄りました。

すると、恵理子さんは「今日は、帰ります。ハルトは泣くし、あなたたちとは会話が通じませんし。ただ、あなたたちが私からハルトを奪っているという事実は変わらないですから!」と吐き捨てるように言うと、席を立ち玄関に歩きだしました。恵理子さんを追って帰ろうとする修二を夫が呼び止めると、

「なんだよ」と険しい表情で振り向いた修二。夫は、修二を真っすぐ見て「お前がどんな嫁をもらおうが、どんな仕事をしてようが、構わん。息子として、もちろんお前にも幸せになってほしいからな、望むようにしたらいい」と静かに伝えると、

最後に「ただ、ハルトを傷つけたり、嫌な思いをさせたりすることだけは、絶対に許さん。これだけは肝に銘じておけ」と厳しい表情できっぱりと言いました。夫の気迫に圧倒されたのか、何か思うところがあったのかはわかりませんが、修二は何も言わずに恵理子さんと帰って行きました。まさかこんな展開になるなんて・・まだ頭も心も混乱していますが、ひとまず修二たちが帰ってくれてホッとしました。
修二さんも恵理子さんも、自分たちはすごい仕事をしているのだから子育てができなくても仕方がない、実の両親なのだから子どもを返してもらって当然と思っているのですね。ハルトくんの気持ちを一切考えていない2人の元へ返すことがハルトくんのためになるとは到底思えません。
※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:めめ
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ハルトを連れ帰ると息巻いていたのに、旗色が悪くなると「ハルトが泣くし」とあっさり引き下がるんですね。
おそらくですが、この夫婦がハルト君を連れ帰ったとしても家庭教師やシッターさんに任せきりでまったく無関心になると思います。で、反抗期になったら「そちらの教育が悪いから」とまた投げ出しそうな…。
結局は「立派な仕事をして高給取りで、家族も大切にするワタクシたち」という形を世間向けに作りたいだけでしょう。
やっぱり、赤ちゃんの頃に手を打っておいた方が良かったのではと思います。
そもそも置き去りにされた段階で両親と祖父母で今後のことについてキチンと取り決めておくべきでしたね。
小泉進次郎はこのケースと似てて、ママと呼んで母親だと思っていた人は伯母だったそうだけど、離婚したわけでもないのに両親共から親戚に押し付けられるって本当に子供が気の毒でならない。