お金だけかければいいと思ってる?

自分たちの都合でハルトを預けておいて、数年間育てた私たちにお礼も言わず、それどころか「ハルトを奪った」と被害者ぶる次男夫婦。子育てが大変な時期だけ人に育ててもらって、手がかからなくなったから連れ戻そうとするなんて、そんな人間に親が務まるはずないのに・・・。
来月から日本にいる時間が増えるから、ハルトを引き取って家族で暮らしたいと言い出した修二と恵理子さん。夫が「正気か?ちゃんとハルトと暮らせるのか?仕事は?」と聞くと、恵理子さんは「ちゃんと一流の家政婦と家庭教師をつけます、他人を入れるのは嫌ですが、ハルトのためですから」と言いました。

続けて修二も「確かに、一緒にいられる時間は少ないけど、立派な仕事をしている親の背中を見れば、ハルトも理解してくれると思う」と言いました。その言葉を聞いた誠一は「話にならないな、幼稚園児に何を求めてるんだ?」と鼻で笑います。

すると恵理子さんは、きっぱりとした口調で「私たちは、ハルトの将来にとって一番いい選択肢を選べます。それは到底、ここにいてはできないことなんで」と応戦します。ハルトの気持ちを一切考えていない態度に、私も夫も、そして誠一も頭を抱えました。

「あなたたち、ハルトと暮らしたいのよね?あの子が好きな色や食べ物知ってるの?何をしたら喜ぶか悲しむか、知ってる?」そう問いかけると、恵理子さんは「そんなのこれから知っていきますから、ハルトの望むものはなんだって用意できますし」と、ぷいっと顔を背けました。

私は恵理子さんに「ハルトが一番好きなのはママ・・・まゆみちゃんよ、そしてパパである誠一と私たち。好きな食べ物はまゆみちゃんが作るハンバーグ」と伝えました。ハルトはもう、言葉を話さない赤ん坊ではありません。成長して自分で好きなものを選べる年齢です。恵理子さんと修二は、ハルトに意思があることをまるで分かっていない。そんな人たちに、ハルトを渡すわけにはいきませんでした。
お金をかけていい教育を受けさせて、いい学校に入ることだけが幸せだと勘違いしている恵理子さんと修二さん。確かにそれも大切なことなのかもしれませんが、それをハルトくんが望むとは限りませんよね。それすら分からないなんて、親になる資格はないも同然です。
※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:めめ
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祖父母は引き取った時点で自分たちでハルト君の面倒を見ないと。
不妊治療をしている人に子育てさせるなんて嫌がらせに等しいよ。
不妊治療をしている人は育てたいのは自分の子供であって、だれでもいいわけではない。
なら別の子を養子縁組すればいい。
子供が小さい間実家に子供を預けて後で引き取りに行くなんてよくある話。
情に訴えたところで戸籍上は次男の子供なんだから、最後は裁判するしかないよ。
長男夫婦や祖父母を責める気持ちも分かるけども。
ただ、こういう人は日本ではまだまだ多い、というか多数派だと思う。
「法律より情が優先する人々」。
ぶっちゃけ、「水戸黄門」や「浅見光彦」の類が大好きでスカッとするって人はその傾向が強いのでは?
(あれは情や血縁が法律を凌駕するという典型例)
実話が元だというなら、恐らく祖父母と長男夫婦は、まさか次男夫婦がこれほどの年単位で預けるとは親としてあり得ないと考え、そこまでするならもう子どもがいらないんだろうと思い、「両親に捨てられたと思わせるのはかわいそうだから」とパパママ呼びをさせたのではないか?その流れは、普通に「感情」で「親ならこういうものだ」と考えていたなら、つまり情の深い人ならありがちな流れだし、「感情としては」間違っていない。
でも、現実は感情ではなく「法」で動く。
だから次男夫婦がちょっと法律を駆使すれば、容易に子どもは取り戻せてしまう。「あいつらに子どもを騙し取られた」と言い張れば、決定的な物証がないのだもの、祖父母と長男夫婦は「有罪」になる。
「感情」と「法」は対立するものではなく、「感情」を有効活用するために「法」で支える仕組みだ。でも情の深い人ほどそこに気づかない。「法」を敵認定してしまう。
正直、日本はもっと法律の勉強、「法律に基づいた判断はこうなる」ということを、義務教育から学ぶべきだと思うね。