[9]やばい新人ちゃん|営業部で自部署の悪口言いまくり。注意するも全く通じない厚顔ぶり

アイコンイメージ
前回のお話

どこまでも自分優先の新入社員足立さん。ある日、営業部の書類にミスがあり、修正をお願いしようと営業部に行こうとしたハルさんに、ついて一緒に営業部へ行き、仕事をするでもなく愛想を振りまいていました。ハルさんが田中さんに書類の修正をお願いしていると「お局さまって感じですねぇ」といじる足立さんが、やって来た妹尾さんに飛びつくと、「木村さんは自分の仕事をしてるだけでしょ」パッと手を離して言う妹尾さん。仕事は木村さんを見習った方がいいと言われ、期限を損ねた足立さんは、木村さんを睨みつけると、「もうユナ、お昼行ってきままーす!」とお昼30分前にもかかわらず、出て行ってしまいました。その後、営業部を出た木村さんを追いかけた妹尾さんから、足立さんが営業部の人たちに迷惑をかけていると聞き、驚いたのでした。

1話目から読む

「ご迷惑おかけして申し訳ありません」新人の振る舞いに平謝り

間違えた書類を「こっそり直しておく」と言った足立さんは、「仕事については木村さんを見習う方がいいと思うよ」と妹尾さんに言われ、私を睨みつけ昼休み前にもかかわらず出て行ってしまいました。その後、私が営業部を後にすると、妹尾さんが追いかけてきて「あの子、気をつけた方がいいと思うよ」と。足立さんが、営業部で人気の妹尾さん、村岡部長、山本主任に迷惑をかけていると聞き、驚きました。

「俺も、飲みに連れてって欲しいとか誘われてさ、毎回断るんだけどめげなくて。あの子、ちょっと苦手で・・」困りながら言う妹尾さんに、「ご、ご迷惑おかけして申し訳ありません」と慌てて頭を下げました。

「いや、木村さんの責任じゃないよ。ただ、こっちで鈴木さんや木村さんとか、総務の公佳さんのグチを言ってて、俺も村岡さんも注意はするんだけど、『ユナのこと気にかけてくれてうれしいですぅ』って感じで、全然通じないんだよ・・」とドン引きしている妹尾さんの話を聞いて、

「その光景が目に浮かぶ・・」と心の中で呟くと、「急にこんなこと言われても困るかもしれないけどさ、気をつけた方がいいかも」妹尾さんの言葉に、「わかりました。わざわざありがとうございます」と返事をしながら、足立さんが営業部内であれこれ話している姿が目に浮かびました。

どっと疲れて部署に戻った私と、ご機嫌ななめの足立さんを見て「お疲れ・・なんかあった?」と、ともか先輩にたずねられ、「実は・・営業部で・・かくかくしかじかで・・」と言うと、「えぇえー」と驚いて、

「・・あの子、わかりやすいぐらい妹尾くん狙いだもんね」と、ともか先輩も納得している様子。「どうしましょう」と言うと、「どうしようもないけど・・仕事ほったらかして、あまりにも離席が多いようだったら、私から注意してみるわ」ともか先輩の言葉に、「ありがとうございます」とホッとしてお礼を言いました。

営業部から出た時に妹尾さんがやって来て、足立さんが営業部の人たちに迷惑をかけていると知ったハルさん。「ご迷惑おかけして申し訳ありません」と謝ると、「木村さんの責任じゃないよ」と言った後で、注意しても全く通じないと言われ、その様子が目に浮かぶハルさんは、お礼を伝え自分の部署に。怒っている足立さんを見た鈴木先輩に、何かあったかと聞かれ、営業部での出来事を説明すると、「わかりやすいぐらい妹尾狙いだもんね」と言った後、様子を見て私から注意してみると言ってくれ、ひとまず安心しました。

自分の部署だけでなく、営業部でもやらかしている足立さん。思いのまま動くことで周囲に与える迷惑(影響)については、全く考えていないようですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。

この記事をSHAREする