[7]やばい新人ちゃん|「自分の仕事をしてるだけでしょ?」抱き着く後輩から離れ正論を述べる好青年

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前回のお話

お世話になった斎藤顧問の送別会の幹事を任されたハルさん。素敵な会にしようと頑張り、当日は斎藤顧問もとても喜んでくれました。たくさんの社員に慕われていた斎藤顧問の送別会には他部署からも参加者がたくさん集まり、社内の女性社員に人気のある営業部の村岡部長と妹尾さんも駆けつけました。翌日ハルさんが送別会の写真を整理していると、新入社員の足立さんが仕事の質問に。彼氏とデートだからと送別会を欠席した足立さんは、ハルさんが見ていた写真の中に村岡部長と妹尾さんの姿を見つけると怒り始め、鈴木先輩にも怒りの矛先を!その後、ハルさんが営業部のミスを訂正しに行くと知ると、私も行くと手を挙げる足立さん。営業部に着くとすぐに愛想を振りまいていました。

1話目から読む

「お局さまって感じですねぇ」まじめに仕事するのがお局なの!?

斎藤顧問の送別会で撮った写真の整理をしていると、仕事の質問をしにやって来た足立さんが、私のパソコンを見て、その中に村岡部長と妹尾さんの写真を見つけました。その途端、「妹尾さん、ユナの好きピなのに~」と怒り出してビックリ。そこにやって来た鈴木先輩にまで「もしかして先輩もグルですか?」と詰め寄り、怒って去って行ってしまいました。
その後、書類にミスがあったため営業部に行こうとすると、「ユナも営業部行きまぁす」と手をあげ足立さんが一緒についてきたのですが、用事があるのかと思いきや、営業部に着くなりすぐに愛想を振りまきはじめたのでした。

「失礼します。田中さんいますか?ちょっと出張費精算のことで修正をお願いしたくて・・」と声をかけると、「な、なんか俺ミスしちゃいました?」と慌てて立ち上がった田中さんに、

「あの・・ここなんだけど」と書類を差し出すと、「あ、すみません!」と慌てて謝られ、「大丈夫。よくある間違いだから。ここに修正印もらえますか?」と伝えると、「はい、お手数おかけし・・」ビシッと直立不動の姿勢で言う田中さん。

すると、「きゃっこわーい!やだぁ木村先輩、お局さまって感じですねぇ」足立さんにそう言われ、「ん?そう。でも間違いは間違いだから」と答えると、「木村さん、うちの田中がごめんね。俺ちゃんと伝えてなかったかも」そう言ってあらわれたのは、

妹尾さん。「あ・・だい・・」私の言葉を遮って「妹尾さんが謝ることじゃないですよぉ。こちらこそごめんなさぁい。今度からユナに話してくれたら、こっそり直しておくので!」妹尾さんに抱きつき、目をキラキラさせながら足立さんが言うのを見て、

「何言ってんの、この子」と唖然としていると、「君、木村さんの後輩?木村さんは、自分の仕事をしっかりとしてるだけでしょ?」そう言って足立さんからサッと離れて妹尾さんが言うと、「え・・」自分が突き放されたことに足立さんは驚きました。

営業部で愛想を振りまく足立さんのお目当ては、写真にも写っていた妹尾さん。ハルさんが、田中さんに注意したことを、「こっそり直す」と言った足立さんに、「木村さんは自分の仕事をしっかりとしてるだけでしょ?」と言った妹尾さん、好感度が思いっきり上がりましたよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。

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