自分本位な理由で先輩社員に怒りをぶつける新入社員が理解できない

足立さんは彼氏とのデートの予定があるからと言って昨日の送別会を欠席していました。業務時間外の送別会に参加を強制するつもりはありませんでしたしそれは良いのですが、「村岡さんと妹尾さんが来るなら行きたかったのに。黙ってるなんてひどい」と私が責められるのは納得がいきません。「足立さん、彼氏と予定があるって言ってたじゃない」と言うと「そんなの、妹尾さんが優先に決まってるじゃないですか。妹尾さん、ユナの好きピなのに~!」とプンプン怒る足立さん。え???好きピって何??足立さんの言ってることが色々と分からない・・。

返答に困っていると、私たちの会話が聞こえたようでともか先輩が「足立さん。営業部の方が参加されたのはイレギュラーで、みんな知らなかったのよ」と事情を説明してくれたのですが、「まさか!鈴木先輩もグルだったんですか?」と今度は怒りの矛先をともか先輩に向ける足立さん。ともか先輩は足立さんのまさかの反応に「あのねぇ」と呆れています。

私とともか先輩の対応が気に入らなかったのか、足立さんは「ユナを仲間はずれにするなんて、信じられないっ!」と怒りながら行ってしまいました。内心「えー・・」とドン引きしていた私に、ともか先輩が「気にしないようにしましょ」と声をかけてくれました。

その後、業務に戻った私たち。処理していた書類にミスを見つけた私が「書類にミスがあったので、営業部に行ってきます」とともか先輩に伝えて営業部に行こうとすると、「あ、ユナも営業部いきまぁす!」と手を挙げながら足立さんが言いました。「なんか用事があるのかな?」と思った私は特に気にすることなく一緒に営業部へ行くことにしました。

私と足立さんが営業部の部屋に入ると、営業部の男性社員たち数名が「あ、ユナちゃんだ」「今日もかわいい」などとざわめくのが聞こえました。足立さんはそんな男性社員たちに「お疲れ様でぇす」と甘い声で愛想を振りまいていました。
彼氏よりもお気に入りの先輩社員に会いたかったと堂々と公言するのもどうかと思いますし、お目当ての人に会えなかったからといってハルさんや鈴木先輩を責めるのはどう考えてもおかしいですよね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。