[12]やばい新人ちゃん|パワハラ報告?突然泣き出した新人の言い分は覚えのないものばかり。

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前回のお話

新人の足立さんは自分優先なところがありハルさんも含め、周りの社員も困っていました。足立さんが作った資料の数字が間違っていることに気付いたハルさんは足立さんに修正のお願いをすると「ユナ、わからないから木村さんがやってください。」と言われてしまいました。ハルさんは足立さんに優しく修正箇所を教えると急に足立さんは「ごめんなさぁい!」と大きな声を出して泣き出してしまい・・・ハルさんが驚いていると「そんなに怒らないでください」と覚えのないことを言い出した足立さん。上司の男性は「ユナちゃんが可愛いからっていじめるなよ」と笑いながら言い始めました。そんな様子を見たともか先輩はフォローしてくれ「足立さんに話聞いてみる」と足立さんとその場を離れました。しばらく経ったあと、ともか先輩が戻ってきて・・・

1話目から読む

パワハラの通報?総務部から面談実施のお知らせ。

ともか先輩は「彼女の言い分は、ハルちゃんが仕事をちゃんと教えてくれない、言い方がキツイ、楽な仕事ばかりやって自分に雑用を押し付けてくるとかそんな内容だった」と教えてくれました。

私にはそんなことをやった覚えは一つもありませんでした。

驚く私を見てともか先輩は「ハルちゃんが、そんなことしてないのは分かってるから。勘違いじゃないのかって話してはみたけど。」とフォローをしてくれました。

続けて「自分は数字の入力とか資料の整理とか、つまらない仕事ばかりで、ハルちゃんは営業部に行ったりするところに不満があるみたい。」とともか先輩は言いました。

仕事以外で営業部に行ったことがない私。急いでそのことをともか先輩に伝えました。

すると「うん。わかってるよ。ぶっちゃけ、あの子は用事がなくても営業部に行っちゃうし、仕事のミスも多いし、そこは注意しといた。でも、しばらくハルちゃんは足立さんと関わらない方がいいかも」とともか先輩から言われ、私は「はい・・・」と静かに返事をしました。

足立さんとはなるべく距離を置こうと決めた翌日。

会社のパソコンを開くと総務部から「この度該当部署内でパワーハラスメントが発生していると報告を受けました。社内規則に測り面談を実施いたします。」という内容のメールが届いており、私は一気に血の気が引きました。

しばらくして、総務部の山本さんから電話がきて「訴えがあった以上、会社としては必ず調査しなきゃいけないから、話を聞かせてね。」と言われました。

私が不安な様子で「はい・・」と返事をすると山本さんは「大丈夫。ハルちゃんのこと、わかってるから。」と慰めてくれました。

自分に覚えがなくてもパワハラの件で面談がありますと言われたら一気に不安になってしまいますよね。普段の優しくまじめなハルさんを知っているからこそ総務部の山本さんやともか先輩もフォローしてくれたんですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。

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