「木村さん怖いです。ごめんなさい」と言われて落ち込む私

営業部のことがあってから数日後のこと。偶然エレベーターで妹尾さんと一緒になり、とりとめのない話をし、「営業さんは、いいところや美味しいものたくさん知れそうです」と言うと、「良ければ今度紹介するよ」と妹尾さん。その後、エレベーターを降りていき、入れ違いにエレベーターに乗ってきた足立さんが突然「・・マジ、ズルい」と呟きました。その後、仕事で見直しをお願いしても、「・・どこですかぁ?ユナ、わかんないから木村さんやってください」と目も合わさずに言う足立さんに、
「あ、ここだよ。これだと税抜きになっちゃってるから・・」と私が説明すると、「・・ごめんなさぁい!」と言ったかと思うと、下を向く足立さん。

「え?どうしたの??」と言うと、「木村さん、そんなに怒らないでくださいぃぃ・・ユナ、まだよくわからなくて。だからごめんなさい」と言い出す足立さん。「怒らないでって・・数字の修正について話しただけだけど」と意味不明な気持ちに。

「え、言い方きつかった??」そう思い声をかけると、「木村さん、怖いです。ごめんなさい」そう言ってぐすんと涙ぐむ足立さんを見て、「おいおい、ユナちゃんが可愛いからっていじめるなよ(笑)」と男性社員の声が。「そ、そんな・・」と困ってしまいました。

そこにあらわれた、ともか先輩。すぐに状況を把握したともか先輩は「誰も虐めたり叱責したりしてないでしょ。どうしたの足立さん」そう言った後、「ちょっと、話聞いてみる。気にしないでいいからね」そう言うと、「ちょっと会議室行こ」と足立さんに声をかけ行ってしまいました。

その後、自分の席で落ち込む私。「私、何かしたのかな・・」そう思っているところに戻ってきたともか先輩。「足立さんは、とりあえず今日は帰ってもらったわ。それから、ハルちゃんちょっといいかな?」そう私に声をかけました。
エレベーターで偶然会ったハルさんと妹尾さん。その様子を見た足立さんの態度が豹変。仕事でのミスを見直してと言われて「わからないからやってください」と言い出し、「税抜きになっちゃってるから・・」と言っても「・・ごめんなさぁい」と泣き出す始末。「そんなに怒らないでください」と言われても、ただ数字の修正について話しただけ・・と驚くハルさん。その様子に周りが気づき出した頃、やって来たともか先輩が足立さんを連れて会議室へ。その後、「ハルちゃん、ちょっといいかな?」と呼ばれたのでした。
数字のミスについて話しただけで、何も怒っていないハルさん。一方的に泣き出す足立さんに、困惑してしまいますよね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。