[18]無自覚夫|別居生活1ヶ月。実家で快適に過ごす妻と不安を募らせる夫

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前回のお話

妻アズサさんが仕事復帰したにも関わらず、夫カズヒデさんは家事育児に協力することなくアズサさんが手が回らない部分に対して文句ばかり。限界を感じたアズサさんが母親に泊まり込みで手伝いに来てもらうと、カズヒデさんはアズサさんが自分のやるべきことをせず楽をしていると責めました。カズヒデさんに対し諦めの気持ちが強くなっていったアズサさんは今後のことを二人で話し合いますが、話し合いは平行線。母親が背中を押してくれアズサさんは娘のリコちゃんを連れて実家へ帰ることに。カズヒデさんは、初めは自由気ままな一人の生活を楽しんでいましたが、別居生活が一ヶ月を過ぎる頃にはアズサさんとリコちゃんのいない生活に寂しさを感じるように。一方のアズサさんは、お母さんに助けられながら仕事に育児にと忙しいながらもストレスのない日々を送っていました。そんなある日、久しぶりにカズヒデさんからメッセージが届きます。

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夫がいなくても困らない。自分の気持ちに気付いてしまった妻

久しぶりに仕事が早く終わりリコとの親子時間を満喫していると、カズヒデから『リコは元気してる?』とメッセージが届きました。『すごく楽しく保育園通ってるよ』と返信した後、『ごめん。最近仕事が忙しくてリコと一緒にいられなくて、今からお風呂の時間だから』と送ると私はスマホを置きました。その直後にカズヒデから『後で連絡ほしい』というメッセージが届いていたのですが、私はそれに気付かないままリコとお風呂に入っていました。

2時間後。既読にすらならないメッセージを見てカズヒデが落ち込んでいる頃、そうとは知らない私はお風呂上がりに絵本を読んであげたりとリコとの時間を楽しんでいました。

その後、リコを寝かしつけた私は、数時間ぶりにスマホを見てカズヒデからのメッセージに気付きました。

慌てて『遅くなってごめん。寝かしつけてた。何か用だった?』とメッセージを送ると、すぐに返信がきました。『いつ帰ってくる?』というカズヒデからの返信を見た私は、一瞬フリーズ。「カズヒデがいなくても困らないんだよな・・今の生活」今の生活に満足していた私は、カズヒデのいる家に帰るという選択肢が浮かびませんでした。

『今の生活が私にもリコにも合ってるみたいだから帰るつもりはないよ』正直にそう送ると、カズヒデからは『わかった』という一言だけが返ってきました。このとき、私は「帰って来いって言われなくてよかった・・」とホッとしていましたが、カズヒデは「もう帰ってこないつもりなのか・・」と焦っていたようです。

『来週そっちに行く。リコの顔も見たいから』カズヒデから届いた予想外のメッセージに私は思わず「え!!」と驚きの声をあげました。

アズサさんとリコちゃんのいない生活に寂しさを感じているカズヒデさんに対し、カズヒデさんのいない実家での生活を快適に感じていたアズサさん。カズヒデさんに『いつ帰ってくる?』と聞かれたアズサさんには帰るメリットが何も浮かびませんでした。アズサさんが『帰るつもりはない』と答えると、『来週そっちに行く。リコの顔も見たいから』と思わぬ返事が返ってきました。
共働きでありながら家事も育児もすべて妻任せで文句ばかりの夫との生活と、家事育児を進んでサポートしてくれて労わってくれる実家での生活。アズサさんが夫との生活を選ぶ理由が見つかりませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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