[17]無自覚夫|「仕事頑張らないと!」母のサポートのおかげで遅刻せず会社に行けると心から感謝

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前回のお話

妻アズサさんが仕事復帰するにも関わらず、泣いているからとリコちゃんをおいて協力もせず自分だけ先に出勤する夫カズヒデさん。繰り返す遅刻で会社にも迷惑をかけないよう母親を呼ぶことにしたアズサさん。おかげで部屋はスッキリ片付き、カズヒデさんのご飯や洗濯物まで滞りなく用意。義母に任せて自分で家事をしないアズサさんにイラ立カズヒデさんとこれが最後だと思って話し合いをすることにしたアズサさん。「自分のこともまともにできないカズヒデに言われたくない」とハッキリ言うとカズヒデさんが怒り出し、「そんなにイヤなら出て行けばいいだろ!」と怒鳴ると、隣の部屋にいたアズサさんのお母さんが「じゃ、帰りましょうか!」と声をかけ、リコちゃんも一緒に家を出て行ってしまいました。誰もいなくなった部屋を見て「せいせいするわ」と呟くカズヒデさんは、平気なふりをしていたものの、一か月が経った頃、家族写真を見つめながら「・・会いたい」と呟くのでした。

1話目から読む

「ご飯出来てるわよ!」仕事から帰ると聞こえた魔法の言葉

私たちが家を出た日、カズヒデは「もう帰って来なくていい。せいせいするわ」と思っていたようですが、一週間後には掃除することを諦め、一か月後には壁に飾られていた家族写真を眺めながら、「会いたい・・」と呟いていました。

そして私たちはというと。
「リコ!保育園行こう!」声をかける私に「あい」と返事をするリコ。「お迎えは行くからね。行ってらっしゃい!」そう言って見送ってくれるお母さんに「ありがとう!」と返事をして家を出ました。

実家から保育園までは、これまでより遠くなったけど、お母さんのサポートで遅刻しないで会社に行けることをありがたく思い、「仕事頑張らないと!」そんな気持ちでいっぱいでした。

そして夜。
「ただいま!」私が帰ると、「おかえり!」そう言って出迎えてくれるお母さん。「ご飯できてるわよ!」と夢のような言葉を聞いて「本当に助かる。ありがとう!」と思わず涙が!その後、「リコ~!ご飯食べたらお風呂入ろうか!」と声をかけました。

それから一週間が経った時のこと。「今日、残業なんだけど、リコのことお願いできる?」会社からお母さんに電話すると、「もちろんよ!頑張んなさい!」と励ましてくれ、「ありがとう・・」とホッとしながら言った後、「お母さん・・本当にありがとう・・」と心の中で呟きました。

そして一か月後のこと。
「リコ~!今日は早く帰って来れたよ!」そう言って大喜びする私に「あい」と返事をするリコ。「今日は一緒にお風呂入ろう!」とリコを抱きしめると、ピロンとスマホが!「あ・・カズヒデ・・」と途端に気分が重くなりました。

お母さんと実家で暮らすリコちゃんとアズサさん。保育園のお迎えやご飯の支度など、アズサさんをしっかりサポートしてくれるお母さんに心から感謝するアズサさんは、仕事にも全力投球!突然の残業も快く引き受けた上に「頑張んなさい!」と応援してくれるお母さんに感謝してもしきれないアズサさん。一か月が経った頃、久しぶりに早く帰ってきてリコちゃんとお風呂をと思っていたところ、カズヒデさんからのメッセージが届き、途端に表情が曇りました。
お母さんと一緒に生活することで、とてもスムーズで楽しい暮らしに変わったみたいですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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