[11]無自覚夫|子どもが泣き止まないと妻のせいにして保育園送りを放棄する夫の「まだ?」を笑い飛ばす母

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前回のお話

妻アズサさんが朝ご飯の準備や娘リコちゃんの登園準備に追われてバタバタな一方で、夫カズヒデさんは「泣いているから無理」とリコちゃんをおいて自分だけ先に出勤。アズサさんは会社に遅刻してしまい、夜カズヒデさんに訴えるも「時間に間に合えば送る。それが無理なら自分でなんとかしろ」と言われて愕然。翌日からカズヒデさんの朝ごはんを用意しないことでなんとか時間通り家を出る事に成功しました。翌々日も同じようにリコちゃんの準備を優先すると怒り出したカズヒデさん。アズサさんはカズヒデさんの発言にモヤモヤです。翌々日は支度には間に合ったもののリコちゃんが泣き止まず「泣き止まなかったのはアズサの責任だからな。じゃ、行くわ!」とカズヒデさんはまた自分だけサッサと家を出てしまい、結局遅刻したアズサさん。「このままじゃ会社にも迷惑かけちゃう」とどんどん追い込まれてしまった結果、母親を呼ぶことにしました。部屋はスッキリ片付き、カズヒデさんのご飯や洗濯物まで、テキパキと家事を片づけてくれる母は、妻の母が常に家に居ることを不満に思うカズヒデさんをよそに、「お仕事頑張って!」と心強い言葉でサポートしてくれるのでした。

1話目から読む

「リコが泣き止むのを待ってた」準備してくれたら保育園に送っていく

突然やって来た母に困惑するカズヒデは、「突然来るってどういうこと?聞いてないけど?」と不満たらたら。でも、しばらくいてもらうと言う意思は変わりません。リコちゃんのお世話も含め、遅刻しないようにとサポートしてくれる母に感謝すると、「復帰したばかりだもんね。頑張って!」と全力で応援してくれ、心強い気持ちになるのでした。

次の日の朝。
「行ってきます!リコ、ママお仕事頑張ってくるね!」そう言うと、「いってらっしゃ~い」と見送ってくれるリコと母。その後、少し遅れて起きてきたカズヒデは「おはよう!ご飯出来てるわよ~!」と母に言われて居心地悪そうに「ありがとうございます」と言うしかありませんでした。

そして、「さぁさぁリコちゃん、準備しましょ~」 母がそう言うと、「今日は俺が送っていきますよ」と言うカズヒデに、「あら?そう?じゃ、お願いしようかしら」と嬉しそうに言いました。

すると、「え~んえ~ん」と泣き出すリコ。「今日はパパが送ってくれるって~。いいわね~。さぁさぁ準備しましょ!」と母が話しかけるのと、時計を見て不安そうな顔をするカズヒデが、「あの・・まだですか?」と言い、「ん?まだって?」ときょとんとする母に、「リコが泣きやむの・・」とおずおずと言うと、

「あっははは!子どもは時間通りになんて泣き止まないわよ~。面白いこと言うのね~!」と笑う母に、「あっ・・いや・・」と言葉を濁すカズヒデ。「あ!遅刻しちゃう?じゃ、このままリコちゃんお願いしてもいい?」母にそう言われ、「え・・?あ・・はい」と答えるカズヒデ。

そして、「リコ、泣き止んで。保育園行くよ」そう話しかけた後、「じゃ、行ってきます」と母に声をかけるカズヒデ。母は、「は~い!いってらっしゃい!」と笑顔で見送りました。

リコちゃんをお母さんに預け、早々に仕事に出かけたアズサさん。お母さんに「今日は俺が送っていきますよ」と言ったカズヒデさんは、リコちゃんが泣き止むのを待っていたもののもうすぐ時間に。「子どもは時間通りになんて泣き止まないわよ~」と笑い飛ばされ、「リコ、泣き止んで」と声をかけ家を出るカズヒデさん、まんまとお母さんのペースに乗せられてしまいましたね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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