[10]無自覚夫|妻の母登場で「できていない」と見下していた家事も育児も完璧。居心地が悪くなった夫

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前回のお話

妻アズサさんは朝ご飯の準備や娘リコちゃんの登園準備に追われてバタバタ。家を出る直前でリコちゃんが泣き出すと、夫カズヒデさんは「泣いているから無理」と自分だけ先に出勤してしまいました。その結果アズサさんは遅刻してしまい、夜カズヒデさんに訴えるも「時間に間に合えば送る。それが無理なら自分でなんとかしろ」と言われて愕然。翌日からカズヒデさんの朝ごはんを用意しないことでなんとか時間通り家を出る事に成功。翌々日も同じようにリコちゃんの準備を優先すると怒り出したカズヒデさんはアズサさんに仕事ができないと言いたい放題。翌々日にもリコちゃんが登園時に泣き止まないと「うわっ、もうこんな時間。泣き止まなかったのはアズサの責任だからな。じゃ、行くわ!」とカズヒデさんはまたしても自分だけサッサと家を出てしまい、結局遅刻したアズサさん。「このままじゃ会社にも迷惑かけちゃう」とどんどん追い込まれてしまい、母親を呼ぶことにしました。すると部屋はスッキリ片付き、寝かしつけて寝落ちしても家事の残りはお母さんがフォローしてくれるので大丈夫。カズヒデさんのご飯や、洗濯物まで、テキパキと家事を片づけてくれたのでした。

1話目から読む

「なんだよそれ」突然義母が来て不満な夫

リコをカズヒデが送ってくれるかどうか、直前までわからずに何度も会社に遅刻してしまった私。どんどん追い込まれていき、最後の手段として母に来てもらうことにしました。部屋の掃除、料理に洗濯となんでもこなす母のおかげで、リコと朝までぐっすり眠れるように。私に文句ばかり言っていた内容が全て改善されたものの、カズヒデは居心地が悪そうでした。

翌朝。
「リコちゃん!今日はおばあちゃんと保育園に行きましょ!」おばあちゃんにそう言われ、「いやーーーー!!」と泣き出すリコ。すると「あらあら、ママがいいのね~。うんうん。いいのよ、いいのよ。たっくさん泣いてね」と母はリコを抱きしめて言いました。

「ねぇ、突然お義母さんが来るってどういうこと?聞いてないんだけど?」カズヒデにたずねられ、「しばらくいてもらう。私、遅刻するといけないから行くね!」そう言って出かけようとする私に、「ちょ・・おい!なんだよそれ・・」と慌てるカズヒデ。

そして、「じゃ、リコちゃん。ママにいってらっしゃいしましょ~」と言う母に、「お母さんほんっっっとうにありがとう」とお礼を言うと、「いいのよこれくらい。お仕事頑張って!」「うん!リコ、ママ頑張るね」と快く見送ってくれました。

そして夜。
「ただいまー」カズヒデの声に「おかえりなさーい」と答えるのは母。「今日はカズヒデくんが大好きなカレーにしたのよ」そう言われて「あ・・ありがとうございます」カズヒデが答えると、「洗濯物は畳んでおいたけど、片付ける場所教えてくれたらやるわよ~」母の言葉に「あ・・自分でやります」と遠慮するカズヒデに「そう?」と母。

すると、「お母さん、明日少し早く行かないといけなくて・・リコの準備お願いしてもいい?」と言うと、「もちろん!もちろん!復帰したばかりだもんね。頑張って!」そう言われ、「うん!ありがとう!」と答える私に、「あっ・・アズサ!」とカズヒデが声をかけました。

突然やって来たアズサさんのお母さんに違和感を覚えたカズヒデさんが訳をたずねると、「しばらくいてもらう」と答えたアズサさん。お母さんの手厚いサポートで仕事にも育児にもきちんと向き合う余裕が生まれたようですが、カズヒデさんは居心地が良くなさそうですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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