[9]無自覚夫|追い詰められた妻が助けを求めたのは実母。帰宅してもエラそうに振舞えず慌てる夫

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前回のお話

妻アズサさんは朝ご飯の準備に娘リコちゃんの登園支度に追われてバタバタしていました。準備が整い家を出る段階でリコちゃんが泣き出してしまい、夫カズヒデさんは「泣いているから無理」と言って、自分だけ先に出勤してしまいました。その結果アズサさんは遅刻してしまい、そのことをカズヒデさんに伝えるも「時間に間に合えば送る。それが無理なら自分でなんとかしろ」と言われてしまいました。翌日からカズヒデさんの朝ごはんを用意しないことでなんとか時間通り家を出る事に成功。翌々日も同じようにリコちゃんの準備を優先していると「さすがにそれはないだろう」とカズヒデさんは怒り出し言いたい放題文句をアズサさんに言いました。アズサさんはカズヒデさんの発言にモヤモヤ。「おかしくない?あの言い方。どういうつもり?なんでもかんでも押し付けてって言うけど、自分のことは自分でやって欲しいだけ。私、おかしいこといってる?」と心の中でそう思っていました。翌翌日は支度には間に合ったもののリコちゃんが泣き止まず「うわっ、もうこんな時間。泣き止まなかったのはアズサの責任だからな。じゃ、行くわ!」と自分だけサッサと家を出て行ってしまいました。

1話目から読む

「本当にありがとう」娘からのSOSにすぐに駆けつけてくれた実母

出発時間にリコが泣き止まないという理由でまた置き去りにして自分だけ出勤してしまったカズヒデ。私が保育園に送ることになり、会社に遅刻することを伝えました。上司は快く了承してくれたけど・・・「このままだと・・・会社にも迷惑かけちゃう。」そんな気持ちでいっぱいでした。こんなことが何度も続き・・・どんどん追い込まれていきました。

そして、私はあることを決意し、電話をかけました。

「ただいま~」と帰ってくる夫。掃除された部屋を見て「おっ、今日は部屋キレイじゃん。」と上から目線で言いました。すると奥から母が「カズヒデさんお帰りなさい!今お夕食作るわね。」と言いながら登場。そうです、私は自分の母を助っ人に呼ぶことにしたのです。カズヒデは「おっお義母さん!?」と、思っていなかった人物の登場に慌てました。

「ど・・・どうされたんですか?」と慌てるカズヒデに母は「どうもしないわよ~リコちゃんのお顔見に来たの!」と言いました。

リコのドライヤーが終わった私は「あ・・・お帰り。ちょっとリコ寝かしつけてくるね。」と言いました。すると母は「そのまま寝ちゃって大丈夫よ。片付けもしておくから。」と言ってくれました。私は母に「本当にありがとう。助かる。」と伝えてそのまま寝かしつけにいきました。母は出来立ての食事を用意して「さぁ!カズヒデくんはご飯食べちゃって!」とカズヒデに伝えました。

翌日、「おはよう、カズヒデくん!朝ご飯出来てるわよ~!」と母が言うと「あ・・・ありがとうございます。」とお礼を言うカズヒデ。「今日お洗濯しちゃうから洗濯してもいいもの出しておいてね」と家事を完璧にこなしてくれる母ですが、ぎこちない様子のカズヒデです。

仕事も応援してくれて、家事を完璧にこなしてくれるお母さん本当に心強いですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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