[8]口だけ夢追い夫と過保護義母|「妻なら夫を支えなさい」夫の告げ口で義母からお叱りの電話

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前回のお話

小説家になるという夢を持ちながら契約社員として働いてた夫フミヤさんは、View数の少ない小説投稿サイトで1位になると妻のナツさんに何の相談もなく「オレは小説を書くとこに集中すべきだ」と言って仕事を辞めてしまいます。ナツさんは不安ながらも、家事はフミヤさんがメイン、小説は毎日書くという条件で半年間だけの約束でフミヤさんの夢を応援することに決めました。最初は小説も家事も頑張っていたフミヤさんですが、徐々に家事が疎かになっていき、小説を書かない日が増えていきます。初めのうちは「小説書くの大変なのかな」と多めに見ていたナツさんも、3ヶ月が経過する頃には小説も書かず家事もせず家でだらだらゲームばかりしているフミヤさんに「約束も守らないし毎日何してるの?」と苦言を呈します。すると、フミヤさんは「ひどいよ。オレは毎日生みの苦しみの中もがいてるのに」と自分に酔いしれながら何もしていないことを正当化。ナツさんが「約束は守って欲しい」と言うと、「はいはい」とふてくされるフミヤさん。そして数日後、フミヤさんは「ナツは創作の苦しみを理解してくれない」と書き置きを残し家を出て行ってしまいました。突然のことにナツさんが驚いていると、義母から電話がかかってきます。

1話目から読む

家から消えた夫は実家で義母に告げ口していた

書き置きを残して家を出て行ってしまったフミヤ。突然のことに私が驚いていると、義母から電話がかかってきました。電話に出るなり「ナツさん。あなた、妻の癖に夫を支えようとしないなんて、何様のつもり?」と唐突に責められた私は訳が分からず「はい・・?」と聞き返すと、「フミちゃんが毎日頑張って小説を書いているのに、あなたは家事しろだの働けだの小言ばっかりだそうじゃない」と言ってきた義母。

「少しは夢に向かって努力している夫を支えようと思えないの?」と私を責める義母に、私は最近のフミヤの様子を思い出してモヤモヤ。夢に向かって努力してる?最近はゲームしてばっかり。家事どころか、小説書いているところも見た顔とないけど?と心の中で沸々と沸き上がる不満。

「聞いてるの、アナタ!」義母の大きな声で我に返った私は咄嗟に「すみません」と謝りましたが、「問題があるならフミヤさんと話して考えます。お義母さんには関係ないので口を挟まないでいただけますか?」と言って電話を切りました。

電話を切った後、フミヤからメッセージが届きました。『お前、母さんに酷いこと言ったんだってな。怒ってたぞ~。オレ、しばらくこっちにいるから』というメッセージを見て、フミヤ・・実家に帰ってお義母さんに告げ口したんだ・・と分かり呆れてしまう私。はぁ~と大きな溜息が出てしまいます。

私は「実家にいるとのこと、お義母さんによろしくお伝えください」とフミヤに事務的なメッセージを送ると、散らかり放題の部屋をせっせと片付け始めました。

突然家を出て行ってしまったフミヤさんにナツさんが驚いていると、義母から電話がかかってきました。義母は「妻の癖に夫を支えようとしないなんて、何様のつもり?」とナツさんを責め、「フミちゃんが毎日頑張って小説を書いているのに」とフミヤさんを庇います。毎日ゲームをしてばかりだったフミヤさんを思い出し怒りがこみ上げてきたナツさんは「お義母さんには関係ないので口を挟まないでいただけますか?」と言って電話を切りました。すると「お前、母さんに酷いこと言ったんだってな。怒ってたぞ~」とすぐにフミヤさんからメッセージが届き、フミヤさんが実家にいることを察したナツさん。しばらく実家にいるというフミヤさんに「お義母さんによろしくお伝えください」とメッセージを送ると、散らかった部屋を黙々と片付け始めました。

約束を守らなかったことを指摘されたら実家に帰って母親に告げ口するなんて・・フミヤさんは子どものようですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
みぃくんのママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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