[7]口だけ夢追い夫と過保護義母|「愛する妻に負担を強いて稀代の小説を書き綴る」自分に酔う夫に絶句

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前回のお話

小説投稿サイトで1位になった夫フミヤさんは小説を書くことを専業にすると宣言!妻ナツさんに相談もせず勝手に仕事を辞めてしまうも、1位になったサイトは、View数がかなり低くなんだか微妙。ルールと半年間という期間を決め、応援しようと覚悟を決めたナツさんは、会社で後輩のカナちゃんに甘いと言われてしまいました。その後、最初は家事をしていたフミヤさんも、2日目はレトルト、カップ麺へとなり下がり、その後小説を書きもせずソファで寝っ転がってスマホを触り出す始末。話し合いの末、家事は折半に戻しましたが、小説は全く書かず、埃がかぶっているパソコンを見たナツさんは怪しさを拭えません。そんなある日、夜中の物音でナツさんが目を覚ますと、ゲームに夢中になっている姿が!すっかり寝不足になったナツさんが会社に行くと、「そもそも、支えてもらう必要がある執筆活動してるんですか?」とカナちゃんが言い、ナツさんもこのままではいけない!と、「最近、小説も書いてないし、家事折半の約束も守らないけど毎日何してるの?」とたずねると、「ひどいよ。オレは毎日生みの苦しみの中もがいているのに・・」と言い出し、思わず「はい?」と聞き返しました。

1話目から読む

「創作の苦しみを理解してくれないから家を空ける」なんのこっちゃ

フミヤが夜中にゲームしている物音が気になってすっかり寝不足に。会社に行くと、私を心配するカナちゃんが、「そもそも、支えてもらう必要がある執筆活動してるんですか?」と言い、このままはよくないと、「最近、小説も書いてないし、家事折半の約束も守らないけど毎日何してるの?」とフミヤに言うと、「ひどいよ。オレは毎日生みの苦しみの中もがいているのに・・」フミヤの言葉に思わず「はい?」と聞き返す私に、

「わかってるよ?ナツに迷惑をかけてるのもわかってる。愛する妻に負担を強いてる、その苦しみにも苛まれながら稀代の小説を書き綴る」

「そんな、壮大な使命というプレッシャーと戦っているオレに、ナツはまだ頑張れって言うの!?」芝居じみたフミヤの言葉に、「いや・・何を言ってるんだか」と呆れる私は、

「私は、フミヤのこと応援はしてるけど、約束は守ってほしいって話してるの!」そう言うと、「はいはい、わかったわかった」とふてくされてスマホを触るフミヤ。

そして、
「ただいま」と帰っても誰もいない部屋。「あれ、フミヤ、いないの・・?」そう思って辺りを見回すと、「ん?」そこには「ナツへ ナツは創作の苦しみを理解してくれない。しばらく家を空けるから。 反省して フミヤ」と書かれた手紙が。

「なにこれ・・」そう思いながら手紙を眺めていると、プルルルルと電話が!「はい、もしもし」と電話に出ると、「ナツさん」と電話越しに聞いたことのある声が。
「お、お義母さん・・お久しぶりです・・」と何事かと思いながら挨拶をしました。

家事折半の約束も守らず、小説も書かずに毎日何をしているの?と不思議に思ったナツさんが問い詰めると、「オレは毎日生みの苦しみの中もがいているのに・・」そう言った後、小芝居をはじめるフミヤさんに呆れるナツさんが、「応援はしてるけど、約束は守って欲しいって話してるの!」と言うとふてくされるフミヤさん。翌日、仕事から帰るとフミヤさんはおらず一通の手紙が。「なにこれ・・」と思っていると電話があり、その声の主は義母だったのでした。

フミヤさんが1位になれたのは、view数が少ない小説投稿サイトだからだと、フミヤさんの小芝居で納得してしまいますよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
みぃくんのママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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