[1]口だけ夢追い夫と過保護義母|妻に相談なく勝手に仕事を辞めた夫の主張は「才能あるオレは小説を専業に」

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夫や妻が趣味でやっている創作活動は、もちろんできる限り応援したい。けれど、それが普段の生活を圧迫するまでになったら・・・?今回は、ベストセラー作家になる夢を自信たっぷりに語る夫フミヤさんのことを最初は応援していたものの、なかなか実行に移さないフミヤさんと生活を続けるうちにモヤモヤしてきてしまった妻ナツさんのお話です。

ベストセラー作家になるため仕事を辞めた夫

年下のフミヤと結婚して3年目になる私たち。私は正社員フルタイム、そしてフミヤは契約社員として働いています。まだ子どもはいません。
ある日、会社帰りにスーパーで買い物を済ませて帰宅すると、フミヤが嬉しそうに「ナツ!!見て!俺の小説、1位!」と報告してきました。

フミヤが見せてくれた小説投稿サイトを見てみると、確かにフミヤが書いていた小説がランキング1位になっていました。「才能ありすぎじゃない?俺!」と目を輝かせるフミヤに、「すごい、1位なんて、フミヤさすがだね。」と私も笑顔で答えました。まぁでもね、「△〇サイト」って私知らなかったし、View数はまだまだ1,032だからね。それでも無邪気にはしゃぐフミヤの気持ちも分かるよ。

かわいいな。そんな気持ちで微笑ましくフミヤの話を聞いていた私。「さっと書いて1位取っちゃうって、オレすごくない?」なんて、自分で言っちゃうんだもん。

ところが、「小説を専業にしたら、すぐベストセラー作家に慣れると思う!」というフミヤの言葉を聞いて私の表情は一変しました。「え!?専業?」

フミヤは「あのさ、今回のことで分かったんだ!オレは小説を書くことに集中すべきだと思うんだよ。」と興奮気味に言っていますが、待って、1位っていってもさ、View数!冷静に考えて?1,032だよ?

フミヤのあり得ない発言に固まっていると、フミヤはさらに「だからさー、仕事辞めてきた!」とサラリと笑顔で言ったのです。あまりの衝撃発言に「えぇー!?」と叫んでしまいました。何やってんの!?「辞めるか考える、じゃなくて!?辞めたの!?」慌てて聞き返してもきょとんとしているフミヤ。え、ホントに辞めたの!?私に何の相談もなく、突然、夫が無職になりました。

ベストセラー作家になる気満々のフミヤさん、趣味の創作活動なら全く問題ありませんが、まさか投稿サイトで1位を取ったからといってそれだけでナツさんに何の相談もなく会社を辞めてしまうのは、結婚している大人としてあまりにも無責任ですよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
みぃくんのママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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