[3]口だけ夢追い夫と過保護義母|夫婦だから。「夫に甘い」と言われながらも半年の期限付きで夫の夢を応援

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前回のお話

小説投稿サイトで自分の描いた小説が1位を取ったことをきっかけに、夫フミヤさんは小説を書くことを専業とするためと言う理由で妻ナツさんへ相談なく、勝手に仕事を辞めてしまいました。才能があるからすぐにベストセラー作家になると、夢と自信に満ち溢れたことを言うフミヤさんですが、1位になったとはいえサイト自体が無名なのかView数がかなり低かったことをしっかり見ていたナツさんにとって、フミヤさんが無職になったことは不安でしかありませんでした。それでもルールを決めて、半年間だけはフミヤさんの執筆活動を認めようと覚悟を決めたナツさんです。

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無職夫の夢を支える妻に会社の後輩はドン引き

売れっ子小説家になると自信満々で、妻の私に何の相談もなく会社を辞めてしまった夫フミヤ。不安しかない私は半年間の期限付きでフミヤの夢の応援をする覚悟を決め、ルールを作りました。家事はフミヤがメイン、小説は毎日継続して書くこと。半年経っても手応えが無ければ就職してもらいます。

会社の後輩カナちゃんに話すと、無職になったフミヤにドン引きしていました。そりゃそうだよね。一応カナちゃんにもフミヤの小説がランキング1位になった小説投稿サイトを「知ってる?」と見せましたが、「知らないです。」と即答。だよね。

夫の夢を支える妻を、とりあえず半年間はやらざるを得なくなったという私に、カナちゃんは「先輩、旦那さんに甘くないですか?」とズバリ。

私、フミヤに甘いのかな。フミヤがずっと小説家を目指していたのは知っていたし、年下ということもあるのか、頼まれるとつい許しちゃうのは確かにあるかも。「ちょっと、それ大丈夫なんですかー?」とカナちゃんは「ありえない」と言いたげな顔。でもとりあえず夫婦だから頑張ってみると答えました。

帰宅すると、「お帰り!ご飯できてるよ!」と笑顔のフミヤが迎えてくれました。食卓には出来立ての夕飯が並んでいます。「わっすごい」と思わず目を丸くしてしまいました。

「美味しそう。フミヤありがとう。」という私にフミヤは「ナツのおかげで小説に専念できるんだから、これぐらい当たり前だよ。」と言ってくれたので、私は感動してしまいました。

フミヤさんの感謝の気持ちが食卓にあらわれていて、ナツさんの覚悟が報われましたね。相談もなく無職になってしまったことは本当に不安要素しかありませんが、ルールを守りながらお互いに感謝し合って生活できたら最高ですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
みぃくんのママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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