[41]勝手に子どもの名前を変えた夫|「絶対に頼ってはダメだ」安易に妻を頼ろうとする夫を諭す義父

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前回のお話

妻ナエさんの気持ちは全く考えず自分勝手な義母の意向ばかりを汲む夫ショウタさんにずっと我慢をしていたナエさんは、ショウタさんが子ども達の気持ちまで無視して義母の希望通りに変えてしまうことが続き、信頼も愛情も我慢も限界に達しました。ショウタさんとは子ども達の前だけで夫婦を演じる関係になり、子ども達が義実家に行くこともなくなり、ナエさんと義母とは音信不通になりました。数年後、高齢になった義父が思うように動けなくなると、義母は通院や買い出しなどのサポートをショウタさんに頼るようになりました。サポートが大変になってくると、これまでの恩を返すべきだと当然のようにナエさんを当てにし始めた義母とショウタさん。ナエさんがそれを突っぱねると、ショウタさんは大学生の子ども達に頼むと言い出し、怒り心頭のナエさんは「お義母さんの意向ばっかり汲み取ってきた結果が今なの。自分でなんとかして。子ども達に迷惑かけたら絶対に許さない」と強く反論。ショウタさんは結局誰にも助けてもらえず、週末も義母に呼び出されて実家に帰って行きました。

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義母の身勝手さに「いつものこと」と諦めの境地の義父

高齢になった義両親のサポートを手伝って欲しいというショウタの頼みを「お義母さんの意向ばかり汲み取ってきた結果が今。自分でなんとかして」ときっぱり断った私。私にも子どもにも頼れないとわかったショウタは、週末も義母に呼び出されて出かけて行きました。
この日は日用品の買い出しのサポートでした。肉を手に取った義母に「いや父さんは魚が食べたいって話してただろ?」と伝えても、「そうだけど。今日はお肉にしたいのよ。別にいいでしょ」と言われ「・・いいけど」とそれ以上は強く言えないショウタ。

衣料品コーナーの横を通りかかり「あっ。父さん靴下が欲しいって話してたよな?今日買っておく?」とショウタが言っても「いらないわ。大丈夫よ。必要だったら私の靴下あるし」と平然と言う義母。「え・・母さんの?」と戸惑うショウタに「誰も見てないし気にしないわよ」と義父がどう思うかは一切考えない義母です。

帰宅後、魚が食べたいと言っていた義父に平然と「今日は生姜焼きよ」と伝える義母。ショウタさんがこっそり「ごめん。魚がいいって言ってたよな」と義母の代わりに謝ると、義父は「・・まぁいつものことだから」と苦笑い。

食後、義母が席を外している時に「ショウタ、申し訳ないけど靴下買ってきてくれないか?」と義父が言いました。「え?」と驚くショウタに「母さんに言っても買ってはこないだろうから。俺が動けた時は自分で買えたけど。すまんな」と申し訳なさそうにお願いする義父。

義母が義父の要望を何も聞いていない様子を目の当たりにして心配になったショウタは「・・父さん、母さんに世話してもらうの大丈夫?ナエにもう一度頼んでみようか?」と言いましたが、義父は「まぁ母さんはいつものことだから・・」と諦めたように言ったあと「でもなショウタ。母さんの暴走を止められなくてナエさんには迷惑かけたのに頼るななんて絶対にダメだ。ショウタも無理しなくていいんだぞ」と諭すように言いました。義父の言葉にショウタは何も言えませんでした。

日用品の買い出しの手伝いで義母と一緒にスーパーに来たショウタさん。義父が魚を食べたいと言っていても「今日はお肉にしたいのよ」と自分優先でメニューを決めたり、義父の靴下を買おうと提案しても「必要だったら私の靴下がある」「誰も見てないし気にしないわよ」と義父の要望を一切聞き入れようとしない義母。義母から雑に扱われる義父を心配したショウタさんは「母さんに世話してもらうの大丈夫?ナエにもう一度頼んでみようか?」と義父に聞きました。しかし、義父は「母さんの暴走を止められなくてナエさんには迷惑かけたのに頼るなんて絶対にダメだ」とナエさんを気遣いショウタさんの申し出を断りました。
義母が義父にしていることはナエさんにしていたことと同じ。ナエさんが辛い思いをしていても同情しなかったショウタさんですが、父親には同情するのですね。義父がナエさんを気遣ってくれて本当によかったです。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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