義母の意向ばかりを汲み取ってきた夫の今

夫ショウタのお父さんが高齢のため自分ですぐに動くことが難しくなると、通院や買い物、食事などの手伝いが必要となりました。すると義母は「私ひとりでは無理」とショウタに助けを求めましたが、仕事で義母の思うようには動けないと分かると、今度は私に「恩を返すとき」と当然のように言ってきました。ショウタは「サッちゃんが生まれた時からいろいろ買ってもらった」と言いますが、私や子どもたちの希望など聞く気のない、自己満足なだけの義母からの贈り物や行動に一度も感謝などしたことが無く、むしろ我慢の限界に達して以来音信不通となっていた私。その私に義母の手伝いをして当然というショウタの態度にもイラッとしました。
「買ってもらったことに恩を感じているならショウタがすればいいじゃない」と拒否しました。

「前に話したじゃない。私たちは子どものために一緒にいる関係だって。子どもたちの前ではちゃんと夫婦でいるけど、それ以外は求めないでねって。」私がショウタに伝えると、ショウタは「だったら子どもたちに頼むよ。」と。

ショウタが子どもたちに義母の手伝いを頼むと聞いた私は「まず自分たちでなんとかしようとしないの?ねぇ・・・あなたの母親でしょ?人に頼らないでよ。」と苛立つ気持ちをそのまま伝え

「大好きな母親なんでしょ?お義母さんの意向ばっかりくみ取ってきた結果が今なの。自分でなんとかして。子どもたちに迷惑かけたら絶対に許さない。」と私に言われたショウタは舌打ちをしながら「なんだよ・・・ほんと昔から恩知らずだな」と憎まれ口をたたきましたが私には何も響きませんでした。

週末になると、ショウタは結局ひとりで義実家へ行きました。エイタは「お父さんは?」と聞きはしたものの、おばあちゃんのお手伝いに行ったと聞いても、たいして気に留めていない様子でした。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。