[31]勝手に子どもの名前を変えた夫|授業参観で義母と夫のヤバさが明らかになっても一般論に憤慨する夫

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前回のお話

長女が生まれた時、妻のナエさんに黙って勝手に義母の考えた名前サッちゃんで出生届を出した夫ショウタさん。その後も義母の要望を優先するショウタさんにうんざりするナエさんは、なんとか長男にエイタと名づけることができましたが、義母が勝手に送った節句飾りには「ノブヒコ」と名前が!それを聞いたナエさんはうんざりして離婚を考え実家に帰ったものの、サッちゃんのためにと自宅へ戻ることに。その夜、怒ったナエさんが離婚を切り出すとショウタさんは唖然。結局子どもたちのためだけに一緒に暮らすことに。それから数年が経ち、小学生になったサッちゃんに宿題で名前の由来をたずねられ、「サッちゃんはおばあちゃん。エイタはお母さんが決めたんだよ」とショウタさんに言われて複雑な心境になったサッちゃん。ナエさんが思い出ボックスを取り出すも、何も考えずそれを取り上げたショウタさんのせいで、「ナナちゃんへ」という手紙を見つけてしまったサッちゃん。「ナナちゃんはママがつけてた名前だよ」というショウタさんの言葉に、訳が分からずたずねるも、自信満々に「俺が変えた」というショウタさん。落ち込むサッちゃんに、「『サチコ』って名前も大好きだよ!」とナエさんが言い、サッちゃんは少しホッとしたようにうなずきました。

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「この人に察してっていうのは無理なのかな?」出るのはため息ばかり

サッちゃんに名前が変わった経緯を聞かれたショウタが、「ママに内緒で変えたんだ」と自信満々で答えると、「私もママがつけた名前がよかったな」と落ち込むサッちゃん。すかさずサッちゃんを抱きしめて、「『サチコ』って名前も、幸せがいっぱい訪れますようにって願いが込められてるんだよ。ママは『サチコ』って名前も大好きだよ!」と言うと、「そっか・・」と少し安心したように頷いたのでした。

その日の夜。
「ショウタ、サッちゃんの名前のこと、あんなふうに安易に伝えるのやめて欲しかった」ショウタにそう言うと、「どうして?別に悪いこと話してないけど?」とぶっきらぼうに答える姿に、「この人に察してっていうのは無理なのかな・・」と思わずため息が。

その数日後、授業参観の日。
「私の名前は、最初はママが決めた『ナナ』でした。でも、おばあちゃんが決めた『サチコ』のほうがいいと、パパがママに内緒で変更したそうです。でもママは・・」サッちゃんが一生懸命発表するのを聞いていたショウタと私。

「え?内緒で変更?」「なにそれ。やばくない?こわっ」「サチコちゃんのパパってあの人でしょ?」「私だったらキレるわ・・」
ショウタが勝手に名前を変えたこと、教室中その話題でもちきり!みんなヒソヒソと囁いていました。

そして帰宅後。
「かて今日、みんなザワついてたけどさ。そんなに驚くことかね?サッちゃんも納得してるのにさ~」と気に入らない様子のショウタ。私はその横でエイタの片づけのお手伝いをしていて何も答えず。

すると、「チッなんだよ無視かよ」と睨みつけるショウタの視線を感じつつ、「ママおなかすいた~」エイタにそう言われ「おやつにしよっか」と答える私は、「周りにあんなに言われても、考えを変えないって・・呆れるわ・・」とドン引きしていたのでした。

サッちゃんに『ナナ』という名前が知られてしまった夜。「あんなに安易に伝えるのやめて欲しかった」ナエさんがショウタさんにそう言うと、「どうして?別に悪いこと話してないけど?」とぶっきらぼうに言われ、「察してっていうのは無理なのかな・・」と呆れてしまいました。そして授業参観の日。名前の由来についてサッちゃんが話すと、教室中その話題でもちきりに!「内緒で変更?ばやくない?こわっ」そう言われたにもかかわらず、「そんなに驚くことかね?」と開き直るショウタさんに何も答えず、エイタくんのお世話をしていたナエさん。こんな勝手なことばかりのショウタさんに、何も言いたくない気持ち、とってもよくわかります!

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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