[30]勝手に子どもの名前を変えた夫|「パパがママに内緒で変えたんだ」勝手な行動をドヤ顔で自慢

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前回のお話

長女が生まれた時、妻のナエさんに黙って勝手に義母の考えた名前サッちゃんで出生届を出した夫ショウタさん。その後も義母の要望を優先するショウタさんにうんざりするナエさんは、なんとか長男にエイタと名づけることができましたが、義母が勝手に送った節句飾りには「ノブヒコ」と名前が!それを聞いたナエさんはうんざりして離婚を考えたものの、サッちゃんのためにと自宅へ戻ることに。その夜、ショウタさんに詰め寄られ言い合いになった2人。怒ったナエさんが離婚を切り出すとショウタさんは唖然。最終的に子どもたちのためだけに一緒に暮らすことになりました。それから数年が経ち、小学生になったサッちゃんが宿題で名前の由来を調べることに。「サッちゃんはおばあちゃん。エイタはお母さんが決めたんだよ」と言われて複雑な心境になったサッちゃんに見せようと、思い出ボックスをナエさん。何も考えず、それを取り上げたショウタさんのせいで、サッちゃんは「ナナちゃんへ」という手紙を見つけてしまい、「ナナちゃんってだれ?」とたずねると、「ナナちゃんはママがつけてた名前だよ」というショウタさんの言葉に、意味がわからなくなってしまいました。

1話目から読む

「ママは私の名前好き?」「大好きだよ!」の回答にホッとする娘

大きくなったサッちゃんが、学校の宿題で名前の由来を調べることに。すると「サッちゃんの名前はおばあちゃんが、ショウタはママが決めたんだよ」と言うショウタに困惑するサッちゃん。思い出ボックスを持ってくると、さっさと取り上げサッちゃんに渡したせいで、「ナナちゃん」と書かれたネームタグを見つけてしまったサッちゃんが「ナナちゃんって誰?」と聞くと、「ナナちゃんはママがつけたんだよ」と言われ、サッちゃんはさらに困惑してしまったのでした。

そして「名前どうして変わったの?」サッちゃんの言葉に、「名前はコレです!って紙を出しに行く時に、『ナナ』じゃなくて『サチコ』ってパパがママに内緒で変えたんだ。いい名前だろ?」と自慢げに答えるショウタ。

すると、「私もエイタみたいに、ママがつけた名前がよかったな~」しゅんとしながらそう言うサッちゃんに、「え、どうして?『サチコ』ってかわいいじゃん!」ショウタがそう言うと、「パパはなんで急に変えたの?」と聞き返すサッちゃん。

「おばあちゃんが『サチコ』が良いって考えてくれたから・・サッちゃんは名前、いやなの・・?」ショウタが少し困惑しながらそう言うと、「いやじゃないよ。でも『ナナ』ってかわいいなって。変えなくてもよかったのに・・」サッちゃんが少し落ち込みながらそう言うと、

「サッちゃん。『ナナ』って名前もかわいいけど、『サチコ』って名前も、幸せがいーっぱい訪れますようにって願いが込められてるんだよー」サッちゃんぎゅうっと抱きしめながらそう言うと、

「ママは私の名前好き?」サッちゃんにそう聞かれて、「もちろん!ママは『サチコ』って名前も大好きだよ!サッちゃん」そう言うと、「そっか・・」とホッとしたように答えるのでした。

サッちゃんに名前が変わった経緯を聞かれたショウタさんが、「ママに内緒で変えたんだ」と自信満々で答えると、「私もママがつけた名前がよかったな」と落ち込むサッちゃん。すかさずナエさんがサッちゃんを抱きしめ「『サチコ』って名前も、幸せがいっぱい訪れますようにって願いが込められてるんだよ。ママは『サチコ』って名前も大好きだよ!」と言うと、「そっか・・」と安心したように呟くサッちゃん。サッちゃんには罪もなく、大好きだと言う気持ちをナエさんがしっかり伝えてくれて本当によかったですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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