[28]勝手に子どもの名前を変えた夫|「離婚はしない。夫婦を演じるだけ」無表情で夫に言い渡す

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前回のお話

長女が生まれた時、妻のナエさんに黙って勝手に義母の考えた名前で出生届を出した夫ショウタさんは、その後も義母の要望を優先してナエさんの気持ちを蔑ろにし続けました。第二子の長男が生まれたときは、ナエさんが考えた「エイタ」という名前を付けることができましたが、義母がナエさんの実家に勝手に送った節句飾りには「ノブヒコ」という名前が入っており、義母がまた自分の考えた名前を付けようとしていたことを、ショウタさんも知っていたと知って我慢の限界。子ども達を連れて実家に帰ったナエさんの頭には離婚も浮かびんだものの、パパを恋しがるサッちゃんを見て迷いが。ある日、ショウタさんがナエさんに電話をかけるも、電話に出たのはナエさんのお母さん。義母から送られてきた節句飾りを送り返したことを、お母さんは「エイタ君の名前じゃなかったから受け取れないと思って送り返したの」と角が立たないようにショウタさんに伝えた後、電話に出たナエさんは、サッちゃんの気持ちを考えて家に戻ることに。両親と一緒に戻った自宅では、かいがいしく子ども達のお世話をするショウタさんの姿に驚くものの、「ナエのことをよろしく・・」と両親二人してショウタさんに詰め寄りました。

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「あなたへの愛なんてもうとっくに無くなってるんだから」妻に言われて驚く夫

ショウタから「そろそろ帰って来ないか」と言われ、サッちゃんの気持ちを考えて家に戻ることにした私。当日、両親と一緒に自宅に戻ると、かいがいしく子ども達のお世話をするショウタの姿に驚いた両親は、「ナエのことをよろしく・・」と二人してショウタに詰め寄りました。

そして帰宅後の夜。
「なぁ、贈ったもの送り返すってひどくない?」ショウタにそう言われ、「ひどいと思うよ」と答えた私。「じゃあ・・」と言いかけたショウタを遮って「でも、違う名前の入ったものを送ってくる方がもっとひどいと思うよ」と正論を突きつけました。

「そ・・それは」言葉に詰まるショウタに、「非常識にもほどがあるよ?お義母さんもショウタもね。正直・・もうショウタと離婚したい」と言うと、「は!?どうしてそんな考えになるんだよ!?」と驚くショウタ。

「当たり前でしょ。あなたへの愛なんて、もうとっくに無くなってるんだから」冷たくそう言うと、「な・・!」とショウタは呆然。「でも・・サッちゃんにとってはいいパパだもんね。だから我慢する」そう言ってその場から離れようとすると、「が、我慢って・・?」と何も理解していない様子のショウタに、

「離婚はしない。夫婦を演じるだけってこと。これから私たちは、子どもたちのために一緒にいるだけの関係だから。子どもたちの前ではちゃんと夫婦でいるけど、それ以外は求めないでね。お義母さんのことも」何の感情もなく無表情でそう言うと、「ナ、ナエ待って。ちゃんと話し合おう・・!」と言い出すショウタに、「話し合う?」と疑問を投げかける私。

「私はずっと話し合ってた。理解しなかったのはあなた」そう言い捨てて部屋を出る私に、「ナエ・・!」とショウタが声をかけるも、私たち夫婦の関係は終わり、私は子どもたちのためだけにショウタと暮らしていくことを決めたのでした・・。

サッちゃんのためにと自宅に帰って来たナエさん。帰って来るなり「贈ったもの送り返すってひどくない?」と言い出すショウタさん。「違う名前の入ったものを送ってくる方がもっとひどい」と言い返したナエさんの言葉が正しすぎます!

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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