パパを恋しがる娘。夫と話もしたくない私。

ショウタさんが妻である自分よりも義母の意見を優先してばかりなことに我慢の限界が来たナエさんは、子ども達を連れて実家に帰りました。離婚も考え始めるナエさんでしたが、翌日「パパだーいすき」「パパ早く来ないかな~」とショウタさんが来るのを心待ちにするサッちゃんを見て心が揺らぎます。
「ママ~、パパにおでんわして~」とサッちゃんにケータイを渡されたナエさんは、「え・・パパに?」と戸惑いますが、「うん。サッちゃんに会いに来てっていうの~」と言う無邪気なサッちゃんを見て断ることも出来ず「・・わかった」と言ってショウタさんに電話をかけサッちゃんに渡しました。

ショウタさんが電話に出ると「あっパパぁ?」と嬉しそうに言うサッちゃん。サッちゃんの声を聞き「あ・・!サッちゃん!元気!?」とショウタさんも嬉しそう。サッちゃんは「げんきぃ~」と答えると、「パパはいつばあばのお家に来る~?」と聞きました。

サッちゃんのお願いに「・・う~ん」と言葉を濁すショウタさんですが、サッちゃんは「はやく来て~」と催促。「わかった。ママに代わってくれる?」とショウタさんが言うと、サッちゃんが「うん!」と答え、しばらくして「・・はい」と声が聞こえました。

ナエさんが電話に出てくれたと思ったショウタさんが「ナエ!あのさ・・」と話し出すと、「ショウタ君?鯉のぼりと五月人形なんだけど、エイタ君の名前じゃなかったのよ~」と穏やかに言ったのはナエさんのお母さんでした。

お母さんが「さすがにウチもこれは受け取れないなって思って送り返したの~。ごめんなさいね」と申し訳なさそうに言うと、「あ・・いえ」と気まずそうに答えるショウタさん。「エイタ君のはこちらで準備するから気にしないでね!」とお母さんに言われ「あ・・はい」と答えるしかないショウタさんです。
パパに電話をしたいとナエさんにねだったサッちゃんは「パパはいつばあばのお家に来る~?」と電話をかけました。返答に困ったショウタさんはナエさんに電話を代わるようサッちゃんに言いました。すると、電話に出たのはナエさんではなくナエさんのお母さん。届いた鯉のぼりと五月人形の名前が違っていたから送り返した、と優しくショウタさんに伝えたお母さんは「エイタ君のはこちらで準備するから」と言い、ショウタさんは気まずそうに「あ・・はい」と答えるしかありませんでした。
節句飾りを送り返したことをナエさんに代わって角が立たないようにショウタさんに伝えてくれたお母さん。優しい口調で話すお母さんですが、本当はショウタさんには言いたいことが山ほどあるでしょうね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。